十曲目:My Chemical Romance『Teenagers』
先日とある生放送で知った事なのですが、どうやらマイケミカルロマンスが再結成する、というかしたらしいですね。
私はリアルタイムで聞いてきたわけでもなく、かといって後追いで盛大にドハマりしたという訳でもないので、彼らに対する思い入れと言うのはこれまで紹介して来たものよりは薄いのですが、それでもこのニュースはかなりびっくりしました。まさか、まさか彼らがまた集う事になったとは、と。
友人に彼らの事が好きな人がいて、彼が『今後彼らの新曲が聞けないのがつらい。願わくば彼らの新曲を』とぼやいていたことがありましたが……おめでとう、君の悲願は今叶ったよ。いや、まだ叶っていないですね。新曲はまだ発表していませんから。
ただ、ダウンロードフェス参加とは……恐れ入った。しかもヘッドライン! 流石人気バンドですね。The OffspringやEvanescenceやIn Flamesなどを抑えてとは。
Green DayやFall Out Boyのツアーも行きたいのですが、こっちも捨てがたい……辛いものです。
と言う訳で、今回は彼らの曲で一番思い入れがあるこの曲。
実は、私が初めて聞いたマイケミの曲って、あの『Welcome To The Black Parade』じゃないんです。『Teenagers』なんですよね。
冒頭に書いた生放送の主が定期的に楽曲を投稿して紹介しているのですが、そのシリーズを何となく漁っているうちに出会ったのが、この『Teenagers』と言う曲なんです。
最初に聴いた時は、すごくゆったりとしていて力強くて、楽しい曲だな、といった印象でした。これが結構気に入って、あの頃は一か月くらい毎晩聞いていたりしましたね……。
ちょっと不安定だけどカッコいいヴォーカルと、気持ちがいいストレートなギターフレーズ、ずっしりとした安定感抜群のドラム……どれもが私の好みでした。ちょうどThe Offspringの『Why Don't You Get A Job?』みたいなノリですね。この曲も好きなのですが、これはまたの機会に。
さて、一か月『Teenagers』を聞き続けた結果、私の中でのマイケミのイメージは完全に『Teenagers』のそれに固定されました。そうなるとどうなるか。
その頃の私はCDを買い集めるのに熱心で、毎日の様にブックオフに行っては格安で色々買い漁っていました。不朽の名盤、隠れた名盤、奇妙な迷盤、マイナーな盤、不人気な問題作……とにかく色々です。おかげで今は五百枚入るラックが六個埋まってなおあふれ出ているという悲惨な状況にある訳ですが……。
そんな中で、当然マイケミも買いました。『Three Cheers For Sweet Revenge』と『The Black Parade』です。家に帰ってさっそく聞きました。
……何だこれは? と言うのが率直な感想でした。全然イメージと違う、思いっきりエモのノリじゃないか、と。
まあ、彼ら自身はエモであることを否定し、エモと言うくくりの中にあるものを嫌っているようですが……私にとっては完全にエモのそれでしたね。
正直に言いましょう。当時の私は『Three Cheers For Sweet Revenge』が嫌いでした。『The Black Parade』はまあまだ聞けたのですが、『Three~』の方はちょっと……と言った感じで。
その後一年ぐらいしてもう一度聞きなおして『あれ? 結構いいじゃん』となって、それからまた何回か聞いて、今では大好きなアルバムの内に入っていますが。
それで、もう一方の『The Black Parade』ですが、こちらは『Welcome To The Black Parade』と『Teenagers』以外は、やはりと言うか何というか、微妙な感じでした。演奏は安定しているし盛り上がりも良いので、まっさらな状態であれば気に入ったのでしょうが……どうしても最初の『Teenagers』の印象が付きまとってきました。
今では勿論、『Three~』同様大好きです。むしろ『The Black Parade』の方が好きだったりします。勿論先に挙げたに曲以外も軒並み大好きです。聞けば必ず口ずさむ曲もいくつもあります。
でも、それでも、やっぱり『Teenagers』を超えてくる曲はありませんでした。『Welcome To~』でさえも、です。
私にとっては、『Teenagers』こそ彼らの代表曲です。これはどれだけ時が経とうと変わる事はないでしょう。
今回のダウンロードフェス、彼らは何を
でも私は『Teenagers』を
無事復活を果たした彼らの名曲。ぜひ一度聞いてみてほしいです。
……考えてみれば、『Teenagers』も『WelcomeTo~』や『Helena』に並ぶ代表曲でしたね。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます