八曲目:Linkin Park『Points Of Authority』
最近久々に自分の中でヌーメタルブームが来ました。半年ほど前からあまり聴かなくなっていたのですが、先週何とはなしにKornの『Take A Look In The Mirror』を聴いたら無性に聴きたくなりまして。それで今は棚にあるヌーメタル関連のアルバムを聴き漁る毎日です。
さて、そんなヌーメタルバンドの中でも知名度が高いバンドの一組、皆大好きリンキン・パークです。
リンキン・パークは初期の三枚が大好きで、リンキン・パークと言えばそればかり聴いています。『A Thousand Suns』や『Living Things』はどうにも受け入れられなかったんですよね……悪くはない、とは思うんですが。
まあ、そんなわけで私の好きな三枚のうち、ファーストアルバムである『Hybrid Theory』からの選曲。
『In The End』や『One Step Closer』、『By Myself』もあるのになぜこの曲なのか、と言いますと、実はこのファーストアルバムのリミックス集である『Reanimation』によるところが大きかったりします。
実は私、最初に聴いたリンキン・パークのアルバムが『Reanimation』なのです。それで最初に気に入った曲が『Pts. Of Athrty』なんです。
その後『Hybrid Theory』を聴いた時、一番耳に残ったのが『Pts. Of Athrty』に似ていた(そもそもがリミックス版なので似ていて当たり前なのですが)『Points Of Authority』だったのです。
序盤から入るマイク・シノダの少し緊張感を帯びたラップ、そこからのヘヴィなギターとベース、そしてドラム。そこに乗っかるチェスターの力強くも儚さを感じさせるヴォーカル。本当に、全てがうまくかみ合っています。
『By Myself』のイントロのどこかぶっ壊れた様な音も大好きなのですが、やはり単純にヘヴィな音が一番カッコいいです。
ラストのターンテーブルのお遊びも、とてもかっこよく決まってます。曲の締めとしては最高なのではないでしょうか。フェードアウトして微妙な消化不良感が残る、という事はありませんし、何よりビタッと綺麗に決まっています。
全体的なサウンドの質感が『Meteora』に比べて荒々しく、それ故に生々しさを感じさせてくるのも良いですね。『Meteora』は音が綺麗すぎて若干すっきりしすぎた感もありますから。
ヌーメタル、ラップメタルバンドの代表格ともいえる彼らのデビュー作、その内の隠れた(隠れてない?)名曲。ぜひ一度聞いてみてほしいです。
ちなみに私のリンキン・パーク名曲十選はこんな感じ。
・Points Of Authority(Pts. Of Athrty)
・Pushing Me Away
・By Myself
・Breaking The Habit
・Papercut
・Numb
・With You
・Nobody's Listening
・What I've Done
・Hit The Floor
今更ながら、チェスター・ベニントン氏のご冥福をお祈りいたします。素晴らしい楽曲群を生み出してくれて、力強く美しい歌声を聞かせてくれて、本当にありがとう。チェスターは最高のシンガーでした。
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