午前3時の雨

微睡まどろみから覚め 部屋の片隅で

頭上を見上げれば 時計はまだ3時


「今日」と言うにはまだ 薄暗い世界

ここにあるものは 「昨日」が死んだ屑


点けっぱなしのTV 音もなく点滅して 照らし出された壁のポスターは

どこか優しく どこか憐みに似た 笑顔でわたしを見下ろすの


そして 外は雨 過去を優しげに濡らす



そして 外は雨 現在いまを残酷に叩く


薄暗い世界

君のない世界

意味のない世界


何もない世界

何もない世界

ナニモナイセカイ


これはいったい何?

……悪夢ゆめ

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