美少女揃いで泣きそう

俺とこいつらは三人がいるアクセサリーショップへと着いた


 「おいー?どこにいるんだよー?」

 「どこどこー?へへへ」

 「あのブサイクそうだべ」

 「だな…とてつもないほどブサイクだ」


「いや…あの人たち違うし…失礼過ぎない?」


 「じゃあどこー?」


「うーん、あ、いた…おーい初葉ー桃乃ー供子ー」


 「って一人じゃないのかよー?」

 「まじかよへへへ」

 「みんなブサイクだべ?」

 「だな…」


「わー!けいとお兄ちゃん!!みてこれ可愛いでしょー?」

「蛍斗ーこれうちがえらんであげたんだよ?似合うよね?」

「蛍斗君…私のもみて?に、似合うかな…?」

 「供子と初葉はなんでも似合うから安心しな?可愛いよ?」

「やったぁ!!」

 「か、か、可愛い…なんて…((私の事可愛いって…))」

「蛍斗ーうちはうちは?」

「え?可愛いけど…、っ?どこか変わった?」

「いや、特に変わってない…」

 「だよな…まあ桃乃もノーマルが可愛いから…」

「ほんとっ?」

「おう」


 「……こ、これが…蛍斗の友達……か……?」

 「お、おい…嘘だろ………へ…」

 「なんだよ……・・チート級の美少女揃いだ………べ………」

 「だ…………な…なんで…だよ…」


「そう、俺の友達、こっちから初葉、桃乃で供子」


 「あ!あの!桃乃さん?今度俺と遊ばない?」

 「初葉ちゃん!今度カラオケいこっか?へへへへ」

 「じゃあ俺も初葉ちゃんとカラオケいくべ!!!」

 「だな!俺は桃乃派だから!桃乃と遊びたーい!!」


「お、おまえら………」


「はぁー?いや普通に無理なんですけど…あんたたちがうちらに喋りかけるなんて

 身の程をわきまえて?」

「私も生理的に無理です…私たちの前から消えてください」

「けいとお兄ちゃん…この人たち…臭い」


きゅ、急にめっちゃ毒舌になったぁー…初葉があんなこというなんて…っ!面白い


「そうだなーこの人たち臭いなー?供子こっちおいで?」

「うん!!」


 「な、なんだって………?」

 「…っえ…………」

 「なんで蛍斗だけ…俺たちと、遊んだほうが 100倍楽しいぺ……?」

 「だ………蛍斗のどこがいいんだよ…」


「全て」

「全部」

「ぜぇ~んぶっ!」

「だってさ…そろそろ帰りな?俺たちは、もう行くから」

「あと、あんたらと遊んでも蛍斗には勝てないよ?蛍斗と遊んでる時の方が何兆倍

 もたのしいからね!」

「うん、しかも…蛍斗君は私たちを守ってくれるし」

「それに!なにより!優しいぃ~っ!!」

 「ありがとなお前ら…」

「当然の事言っただけ!!」

「あたりまえだね」

「んふん~!」


 「く………そ」

 「な…んで…俺たち…こんな可愛いこと遊んだこともないのに…」

 「ずるい…ずるすぎる…」

 「……………………………………」


「じゃあ俺ら行くわ…じゃあな」

「もう二度と顔見せないでよね!!」

「永遠にさようなら」

「ばいばーい」


蛍斗は供子と手を握り 桃と腕を組み 初葉と楽しそうに喋りながら行ってしまった


 「・・・・・・・・・帰るか」

 「・・・・・・うん・・・・」

 「・・・・・蛍斗変わったな」

 「だな・・・・・・・・・・」


   「「「泣きそう」」」



「桃乃これからどこいくの?」

 「えっとねー夏の醍醐味!海の水着を買いにいきまーす!」

「…っえ!?俺も行くの!?」

 「あたりまえじゃーん!蛍斗にみんなの水着選んでもらうんだよー!!」

「えええ!?お、俺が!?」

「ねー?初ちゃんとともちゃん?」

「う、うん…選んでもらう…」

「かわいいのえらんでねっ!!」

「ま、まじかよ…それは強制なのか?」

「そうだよーだってさっき小声でどこにでも行くっていったじゃん?」

「あ、そうだった…じゃ、じゃあ行くか…」

「よし!いこう!!」


――水着ショップにて――


マジかよ…女物の水着しかないじゃんか…こういう時はどういうところ見ればいい

んだ…。


「蛍斗ーこっち来てー」

「お、おう」

「蛍斗君こっちもきて!」

「お、おうわかった」

「けいとお兄ちゃん!!こっちもー」

「お、…おう、疲れた…」


「蛍斗ーこれとこれどっちが似合うかな?」

 「うーんそうだなーやっぱ白よりピンクの方が桃乃は似合うぞ」

「ほんと!?じゃあピンクにする!」

 「おう」

「蛍斗君…私は、蛍斗君が決めて…?」

 「そ、そうだなぁ…初葉は…白だな…清楚って感じが伝わる」

「うん!どの水着がいい?」

 「うーん、これなんかどうだ?」

「じゃあそれにする!」

 「おう」

「けいとお兄ちゃん!ともこも!ともこも!!」

 「はいはい、供子はこれだな…オレンジの水着にひらひらがついてるやつ」

「これでよりいっそ可愛くなるぞ!」

 「やった!!」

「じゃあみんなの水着カゴの中に入れて?」

 「おっけー」

 「わかった」

 「うん!!」

「おれが会計するよ」

「っえ⁉買ってくれるの!?」

「おう」

「蛍斗君!さすがに悪いよ…」

「けいとお兄ちゃん…?」

「いや、今日楽しかったからそのお礼として俺に買わせて?」

「蛍斗はほんと優しくていい男だよね…」

「ありがとう蛍斗君…((大好き))」

「けいとお兄ちゃん!!ありがとう!!」

「おう」


その後蛍斗は三人の水着を買って仲睦まじく帰った。

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