応援コメント

第4話 持たざる者」への応援コメント

  • 主人公を取り巻く敵意ある環境から話が開始される、というのは、少年少女の成長を描くファンタジーの王道(よい意味で)というか、ある種のクラシックだな、と。
    少しずつ楽しませていただきますね!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    確かに恵まれた環境からスタートする成長物語はなかなかみませんね。
    もしかすると、このお話は、少しの踏み間違えを境に既存の古典的児童文学の王道から外れていくかもしれませんが、それでも楽しんでいただけたら幸いです。

  • 企画から参りました。

    私が読んだ感想ですが、ルビがとても多いように思えました。
    良く言えば読みやすい文章に見えますが、人によっては目が疲れてしまうかもしれません。

    それに、一度ルビで振った漢字を、もう一度振らなくていいと思いました。これは完全に私個人の意見ですが。

    第2話
    『思っていたより獣ってずっと鈍いし、獣って地面に見えている~~~』
    前文で獣って、と言っているので、続けて【獣って】をつけなくてもいいと思いました。
    その後の言葉も、何かと【獣って】が付いているので、少し数を減らしてみても良いかも知れません。

    獣の設定を会話に織り交ぜて説明するのは、うまいと思いました。



    登場人物が全て人間だと思っていたのに、2話でそれを覆してくる演出には、びっくりしました。
    余りの衝撃に、2回くらい文を読み返してしまいました。
    独特な世界観でとても気になる作品なので、また続きを読んでみたいと思います。

    作者からの返信

    コメント感謝です。『独特な世界観』という単語は、何よりの褒め言葉です。有難うございます。


    ルビの振り方に関しては、以前『伊達皆実』様が第2話への応援コメントで指摘してくださり、私も返信しているので、その返信の③という部分を見ていただくと、少しは納得いただけるかなあと思います。一度ルビを振った漢字にまた振っているのは、児童書基準です。

    第2話の『獣』が続けて登場するシーンについては、わざと『くどい』という印象を持たせるようにしています。目の前で不自然なほど同じ言葉を何度も繰り返されることによって、このセリフをリカルドから言われたルーツの頭の中には『獣』という言葉が強く残るでしょう。
    以前リカルドから『君は獣なんじゃないか』と言われた経験があるルーツにしてみれば、先のリカルドの言葉は、全部自分に対する罵声と同じこと。つまり、彼から見ればあのセリフの意味は、
    『思っていたより君はずっと鈍いし、君は地面に見えている罠には引っかかるし、君は単純な行動しかしないし……本当に見てて哀れになるくらいだったよ、君は。僕が君だったら恥ずかしくて今すぐ自殺するね』
    となるわけです。指を折り曲げ数えながら、一つ一つ相手の欠点をあげつらっていく。そんなリカルドのネチッこさを感じてもらえると嬉しいです。

    2話で、意表を突くことが出来たのは、絵のない小説であるからこその強みですよね。これからもその強みを生かして書いて行こうと思うので、よろしくお願いします。

    編集済