15歳

嫌だ嫌だ嫌だ。

絶対に認めない。絶対に許さない。

絶対に嫌だ。嫌だ。

あいつが新しいお父さんだって、お母さんのことを好きだって、だから結婚するんだってそんなの嘘だあいつは何であんな目で私を見ていると思うんだお母さんはなんで私の言うことを信じてくれないんだお父さんに帰って来て欲しいって思ったけどあんな人はお父さんじゃないそんなことを誕生日に贈らないで今でも触られた所が湿ってるような気がする嫌な匂いがする感触が残っている部屋に入ってカギをかけても全然落ち着かない今もドアの向こうにあいつがいる気がするあいつの呼吸が聞こえる気がするあいつがどこかからか覗いている気がする同じ家に住むなんて冗談じゃない家に帰ったらあいつがいるなんて冗談じゃないお父さんは娘の体をいやらしい手で触ったりしない気持ち悪いそんなのお父さんじゃない前のお父さんだってそんなことしなかったどうしてあいつなんかを好きなのお母さんはどうして私の言うことを聞いてくれないのわたしのいうことは嘘じゃないのになんであいつの味方をするの私は嘘つきじゃないのに私は嘘なんてお母さんに一度も付いたことないのになんでこの話の時だけ私を嘘つきみたいに扱うの私は嘘なんてついてないのにお母さんだって私が嘘をついたことないのを知ってるのに私はお母さんをずっと助けてたのにお母さんのすることを手伝っていたのにお母さんを私は助けてたのにお母さんは私が大変な時に何もしてくれないのあの嫌な奴の横で楽しそうに嬉しそうに幸せそうに笑っている困っている私を助けてくれない困っている私に気付いてくれない苦しんでいる私に困ったような笑顔であいつと仲良くなるように言ってくる違う違う違う違うあんなのお母さんじゃないそんなのお母さんじゃないお母さんなら私を助けてくれるのに私の知ってるお母さんじゃないどうして私のお母さんじゃなくなった私のお母さんなのに私を助けてくれないなんてそんなのお母さんじゃない私の知ってる人がじゃないならいらないお母さんなんてもういらないあいつなんて消え去ってしまえばいい死んでほしい二人ともいなくなれ誕生日なのに誕生日は嬉しい日なのに贈り物をもらえる日なのにこんな日は誕生日じゃない誕生日ならこんなことが起きちゃいけない起きてほしくないこんなことが起こるんだったら誕生日なんていらないみんないらな

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