完結記念小話 僕が勝たせてもらったよ


ソンルグレ家の子供三人がそれぞれ幸せになった記念にヒーロー三人を戦わせてみました!


参加者は

長男 魔術師 ナタニエル 

長女の夫 騎士 マキシム 

次女の夫 間者 ダンジュ 


名付けて『団子三義兄弟の巴戦!』主審判はドウジュ、副審判はクレハを特別に招いています。さあ、気になる結果は?


優勝  ナタニエル

準優勝 ダンジュ

三位  飛び入り参加のマルゲリット(次女 医師)

四位  マキシム


ドウジュ「当然と言えば当然の結果ですね。ナタニエルお坊ちゃまには誰も敵いません」


クレハ「あまりにも決着がはっきりつくものですから、審判の私たちの役目はほとんどありませんでしたね。皆さまお疲れさまでした」


ナタニエル「申しわけないけれど僕が勝たせてもらったよ。エマにカッコ悪いところをみせるわけにはいかないしね」


ダンジュ「魔術にはどうしても勝てませんね。それにしてもマルゴ様はお転婆が過ぎますね。悪い子だ」


マルゲリット「ダン、素敵だったわ♡」


マキシム「おいナット、魔術使用は反則じゃねぇのか? ていうか、俺プロ騎士なのになんで素人のマルゴにまで負けてんの? そりゃ油断した俺も悪いけどよ……」


ローズ「マックス、貴方は所詮負ける運命にあるのよね……」


オリヴィエ「ダダーッ!」


エマ「皆さん、たかが遊びなのに熱くなり過ぎなのでは……」


アンリ「おいマルゴ、どさくさに紛れてマキシム様のお体に触ってんじゃねぇよ! うぉぉ、マキシム様ぁ、最下位でも妻子持ちでもカッコよすぎです! 俺どこまでも貴方について行きますぅ!」


アントワーヌ「フロレンス、子供達も皆幸せを掴んだからいつでも安心して引退できるね」


フロレンス「まあ、アントワーヌったら、そんなことおっしゃって。まだまだしばらくは現役で頑張るおつもりでしょう?」




***ひとこと***

マキシムはやはり負け試合しか縁がないようで……

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る