19篇 月闇

先の見えない未来を

恐れて歩みを

止めてしまった私…


月も星もない夜空は

私の心のよう

光りが射さない厚い暗雲は

頑なな私の心…


でも空には

風が吹き

暗雲は動き出す


私の心も

いつかは動き出す


明るく照らす月は

臆病な私の心と共に

雲に隠れてしまったけれど


心配そうに

雲の隙間から

明かりをもらし

眺めている…


その明かりは

私を照らしてくれる

希望の光…


一人ぼっちではないと

私に勇気をくれる


少しずつ

自分の中の暗雲を

晴らしたい…


そして

止めてしまった時間を

少しずつ

新しい未来に進めたい…

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る