第2話 車の整備

何やら旦那の車が車検らしく、代車を頼んだけど、1日だけ代車が用意出来ない日があった。


『悪いんだけど、どうしても車の用意が出来ないらしくて○○日だけ嫁ちゃんの車貸して貰ってもいい?』との事。


特にその日は予定も無かったので快く承諾。


〜○○日当日〜

『ただいま。車有難う。ところで嫁ちゃん、車ちゃんと整備してる?』


『えっ?毎年車屋さん持ってって点検したりとかはしてるよ?なんで?』


『は?1年に1回だけ?ダメだろ?自分で車持ってんなら1ヶ月に1回くらい簡単でいいから整備しなよ?!やり方教習所で教わったでしょ?』


『教わったけど覚えてない笑』


『マジかよ。車が可哀想。しょうがない俺が今から整備してあげるよ。もう1回車借りるよ?』


『えっ?いいよ。特におかしい所ないし、それに旦那君残念だから間違えて壊しそう笑。』


『いやいや、何言ってんの?俺専攻理工学部だよ?!専門だからね?とりあえず行ってくるから』


〜数時間後〜

遅いなぁと心配していると旦那からTEL


『嫁ちゃん、ごめん。車壊したみたい。整備終わって走り出してしばらくしたら動かなくなった。』


『は?何してんの?大丈夫?事故ったりしなかった?今どこ?』


『今実家の近くの~屋の前。すぐ異変に気づいて車寄せたから事故ったりはしてない。今車屋さん待ってるとこ。』


『まぁ事故ったりしてないならとりあえずよかった。ってか車何したの?』


『何って変な事はしてないよ!オイル変えたり、ウォッシャー液足したり、洗車とワックスしたり、あとガソリン無かったから軽油入れて……』


『待て待て待て!!今軽油入れたって言った?!!』


『え?うん。』


『なんでだよ!壊れた原因それだわ!なんで軽油いれたの?!』


『なんでって?軽って軽油でしょ?』


『んなわけ笑笑笑笑笑笑。普通にガソリンだから笑笑笑笑笑笑。ってか自分でもガソリン無いからって言ってたじゃん笑笑笑笑笑笑。』


『何言ってんの?ガソリンは燃料の総称でしょ?ハイオクは高級車用のガソリンで、レギュラーが普通車のガソリンで、軽油は軽のガソリンじゃないの?』


『おまっ‪w本気で言ってんの笑笑笑笑笑笑。車屋さん来た?今の話し車屋さんにしてみ??(·∀·)ニヤニヤ』


『(かくがくしかじか)……めっちゃ笑われた。女の人でたまに間違えて入れる人いるけど、男の人は初めてだって言われた。』


『でしょうね笑。ちなみに僕理工学部ですって言ってみ(·∀·)ニヤニヤ』


『(かくがくしかじか)……呼吸困難起こしてる。』


『でしょうね笑笑笑笑笑笑。あとさ、ずっと気になってたんだけど、旦那君さぁ、理工学部っていっても電気電子だから車の整備関係なくない?』


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る