8月 22日 (木) 曇り

ついさっきのこと。


部屋の雨戸にセミさんが訪れていた。


突発的な羽音には、心臓が逝きかけた。


でもその後は、コオロギやネコの鳴き声ばかりが聞こえてくる。


思いのほか静かなさセミさんは、気づけばどっかへ旅立ってしまった。


まるで、夏の終わりを伝えにきてくれたかのように。


勇敢にも、夏好きの私という人間を配慮してくれたかのように。


……今回ポエってるわ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る