第3話

取り敢えず当てもなく道を歩きながら状況整理をする。


辿り着いた結論はどうやら異世界に転生したらしい...という事だ。

身につけているものや持ち物も現代社会と思えないものばかりだ。

まず服装。まるでドラ○エの女主人公みたいな冒険者風の服装に茶色の革のリュック、靴もボロい革製のものだ。

リュックの中にはパンが少しとランプとマッチ箱、そして何故か私の趣味の極地、一年分のアルバイト代の殆どをつぎこをんだで買った、日本の歴史研究の努力の塊、日本歴史研究促進会議著、『全人類偉人大全集』全十三巻が詰まっていた。

これまた意味が分からない。しかも総量五キロは優に越す重さの筈なのに全く重くない。

全く持って謎である







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