第40話監禁
ラブレターを貰ってから2日経った土曜日俺は今どこかの家に監禁されていた。
「おーーーい!誰かいるか?返事しろーー」
俺の四肢は鎖で繋がれており動ける状態では無かった。何故このような事になったからそれは今日の朝に遡る。
その日俺は珍しく早起きし冷凍庫にあるアイスを取りに行った。しかしそこにはアイスはなかっただから俺は近くのコンビニまで行き大好きな雪◯大福を買って帰る途中後ろからスタンガンで気絶させられた。そして現在に至ると言うわけだ。
「あ!起きたんだね樹君」
そこには学校で1・2を争うくらい人気で美少女の真田香澄がいた。
「さ、真田さん!?」
「そうだよ樹君」
「どうして真田さんが俺を監禁するの?」
「だってさ私樹君にラブレターを渡したの知ってるでしょ?」
あれ真田さんからだったの?
「どうして来てくれなかったの?私屋上でずっと待ってたのにもしかして私のこと嫌い?そうだよね私樹君と喋ったことないもんねそんな人から急に告白なんて気持ち悪いよねでもね私は樹君が好きなんだ一目惚れだったのずっと見てたよ入学した時からさごめんね告白するのが遅くなって心の準備をするのが遅くなってさ……」
「ちょっちょとちょっと待って真田さん告白する理由は分かったその日行けなかったのは俺が全面的に悪いすまなかっただがななんで俺を監禁した?」
「それはね私独占欲が強いんだ誰かに樹君が取られると思うと心がしんどくてしんどくてさだからどうしたら他の女から樹君を守れるかなと思ってさ」
「それで至った結果が監禁と」
「うん!」
これはまためんどくさいぞこれは頼んでも絶対外には出してはくれないさぁどうする?
斎藤樹!…………………うん無理ゲーだわこれ
「真田さん」
「何?樹君お腹が空いた?トイレに行きたい?それとも私とエッチなことしたい?」
「うん違うよ出来ればさー外に出してはくれないかなーーと」
「そのお願いは聞けないなーごめんねでもそれ以外の事なら」
「そうかじゃーお腹が空いたな」
「分かったわ!すぐに作ってからね!樹君は確かオムライスが好きだったよね」
「あぁよろしく」
なんで監禁されてるのに冷静かだって?そんなの聞かなくてもわかるだろ妹たちと比べればこっちの方がマシだしな
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます