第19話お付き合い

俺たち3人は無言で家に帰ってきた。



「ただいまー」 バチンッ!!


後ろからなにか凄い衝撃が来て俺はその場で気絶してしまった。


「ヴゥッ、ここは」


辺りを見渡そうとしだが俺の両手両足が鎖に繋いがれてて身動きが取れない。


コツンコツンコツン ガチャ

ドアが開いた。


「あ、お兄ちゃん起きたんだね…」


後ろからは夏樹ちゃんもいた。なんか嫌な予感がするのだがというよりこの空気どうにかして!


「お兄ちゃん、私たち考えたのどうしたらお兄ちゃんを守れるかをねその結果なんだけどこうなれば既成事実を作ればいいんじゃないという判断に至ったんだ。」


「綾乃……既成事実とは」


「私たちとヤっちゃおう、ということだよ」


「いや!ダメだろ!!俺たちは兄でお前は妹なんだぞ!」


「でもねこうなったのはお兄ちゃんのせいなんだからね?私たちの気持ちを考えなかったお兄ちゃんが悪いと思うんだ」


「それでもそれは、ダメだ!それ以外なら何でもいい、お兄ちゃん言うこと聞いてあげるだから早まるなよ!」


「でもね、もう我慢出来ないんだお兄ちゃんが他の女に取られるんじゃないかと思うと夜も眠れないしご飯も喉を通らないしさ、『死にたくなるの』」



初めてだ、妹がこんなにも言ってきたのは

そんなにも追い詰められていたのか?俺で!?



「わかった」


「ッ!わかってくれたんだね?お兄ちゃん!」


「わかったがお前たちとは、ヤらないその代わりな

俺がお前たちと付き合うと言うのはどうだ?」



なに言ってるんだと思うだろうがすまない俺もわかっていない。



「じゃー、朝おはようのチューとか行ってきますのチュー、お帰りなさいのチューとかもやっていいんだね?樹君!」


「わかった全て受け入れよう」



本当になに言ってるんだ?俺、でも綾乃にあそこまで言われたらなー、もしかしたら俺結構シスコン入ってるんだろうな。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る