真相

 通常通りの業務を行っていると、ピロンッとパソコンに通知が入った。開いてみれば、送信元は第六調査団。

 不審に思いながらも、みんなを昨日のように呼び集めて再生する。

 そこに映っていたのは、鬱蒼とした場所であった。


『──西暦XXXX年四月一日。今日から我々第六調査団による──』

「記憶が……ない……?」


 ああ、そうか。そういうことであったか。

 過去に何があったのか、今何が起きているのか察した俺らは、気味が悪くてその日のうちに辞表を出した。

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