僕はこの街で生きていく。

新田亮

第1話 夢を求めて

高校時代から、割りと大人しめの性格、人と接するのも苦手な方、卒業してから工場で働くが、一年ちょっとで車をぶつけて、半ばクビ状態。何をして良いのかわからなかったが、テレビで見た東京の華やかな世界。離婚した父が神奈川にいるので、そちらに思いきってお世話になろうって決めて、母一人残して、二十歳の春、ついにやって来た。

そして、夜の世界に憧れ、まずは近くの駅前でのバーデンダーの仕事を応募した。

時給1500円と書いてあったのに、夜の八時から朝の五時まで働き、貰った額が1日3000円、3日で辞めた。

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