第9話『ふたりの美奈子』

「ワイズマンズ・サイト!(賢者の目)」



 藤岡美奈子の目が、青い光を発して輝いた。

 夕闇迫る東京都庁前・新宿第一生命ビル。

 その屋上にたたずむ、一人の女子高生がいた。

 可憐な制服姿からは想像もつかないほどのとてつもない力を、彼女は内に秘めているのだ。

 そう、それは超能力。



 超能力にも色々ある。

 念動力・透視力・テレパシー・サイコメトリー・予知……

 美奈子はまれにみる『すべての種類の超能力の最高レベルを備えたESP(エスパー)』だったのだ。

 しかし、彼女は世間から注目されたり、国家から特別な任務を背負わされたりして自分の女の子としての小さな幸せを奪われたくなかったため、普段は一切の能力を封印して暮らしていた。

 でも美奈子はごくまれに、自らの持つその潜在的な恐るべきパワーを解放する時があった。

 それは、誰か困っている人を見てしまった時。

 そして助けを求められた時。



 ちょうど、二日前のことだった。

 日曜日の午後。

 美奈子がちょうど、自宅で宿題に頭を抱えていた時。

 外を、けたたましい音を出して走る一台のワゴン車があった。

 ちり紙交換や選挙の車のように低スピードで走っているらしく、なかなか音が消えていかない。

 美奈子は音のために集中力を欠き、イライラしてシャーペンを机の上に置いた。

「あーっもう、ウルサイ!」

 紅茶とおやつのお菓子を持って現れた美奈子の母、照代が部屋に入ってきた。

「ああ、あれは前知事をおさえて当選を決めた新都知事のお礼参りね。あの人、確かこの辺の出身だったからねー」

「……ふ~ん」

 美奈子は、勉強机の横手の窓を開けてみた。

 見下ろすと、ちょうど美奈子の真下を例の車が通り過ぎようとしているところだった。

 窓から身を乗り出して、笑顔で手を振る現都知事の姿が見えた。

 都知事の姿を、網膜に捉えた瞬間。

 美奈子は言いようのない恐怖に襲われた。

「そ、そんな——」



 彼女は、見通してしてしまった。

 三日後の、知事の暗殺を。

 しかし、美奈子が恐れたのは、ただその事実だけではなかった。

 暗殺などというものは、たいがい一国の大統領であるとか、かなり重要度の高い人物に対して行われる。

 では、首相のように一国のリーダーですらない彼を、わざわざ暗殺するメリットはどこにあるのか?

 美奈子は、さらに先のビジョンを見通していた。

 近い将来、彼が日本の首相の座に着くことを。

 とすれば、考えられることはひとつ。

 暗殺を企てる組織の中に、美奈子のような能力を持った何者かがいて、未来を予知して先手を打った、ということ。



 そして火曜日の今日。

 美奈子は、知事暗殺を阻止するべく、都庁前に来ていた。

 美奈子の見たビジョンによれば、都知事は夕方に車で第一本庁舎に乗り込んで来た所で、向かいのビルからライフルで狙撃されていた。

 そう、美奈子が今屋上に立っているビルが、それだ。



 美奈子は、アメリカ国防省が誇る軍事偵察衛星『KH-48』の監視カメラと自らの眼球をリンクさせ、銃火器を所持する人間をすべて検索し、怪しい者がいないかどうか調べた。

「だめだ、いない」

 すべて銃火器所持者は、警察か公安の関係者らしいと判明した。

 その時。美奈子に呼びかける者があった。



 ……どうせあなたにバレると思って、銃なんか置いてきたわよ。



 それは言葉ではなく、テレパシーによって直接美奈子の頭の中に割り込んできた。



 ……やっぱり、組織に飼われたESP (エスパー)なのね。



 侮蔑をにじませて、美奈子は言い返した。



 …何とでも言いなさい。

 私はね、今日の暗殺のために養成されたESP。

 あなたのことは、よく知ってる。

 今まで目立たないように活躍してきたつもりでしょうけどー

 あなた、たまに感情に任せて目立ったことしちゃったでしょ?

 もう、世界中どこの裏社会でも、あなたのことは有名よ。



 美奈子は、ショックだった。

 自分の力が広く知られて利用されることを、一番恐れていたというのに——



 ……私の名はケイト・ラッセル。

 年は、あなたと同じ。

 ミナコ、あなたのあらゆる分析データとサイコパターンを学習して生まれたのが私なの。

 だから、私はある意味もう一人のあなたなの。



 ……やる気なの?



 ケイトの殺気を感じ取った美奈子の瞳が、真っ赤になった。

 そして、青白い炎のオーラが、瞬時にして美奈子を包んだ。



 ……ホントは都知事の暗殺が第一だったんだけどさ。

 あんたが来た以上、先に倒さないと暗殺させてくれそうもないしね。

 手加減なしでいくわよ。オ・ネ・エ・サ・ン!



 言い終わらない先から、後方にある新宿中央公園方面から、多数の熱反応。

 半径5メートル程の、太陽のミニチュア版のような火の玉が恐ろしいスピードで迫ってきた。



「イカロスの翼」



 膝を屈めて力を溜め、美奈子は一気に30メートル上空に飛び上がった。

 真下で、ケイトの放った火球(ファイアーボール)が爆発。

 新宿第一生命ビルは、最上階部分が大破し、焼け崩れた。

 音を立てて落下する火だるまの瓦礫は——

 階下のガラス窓を粉々にしながら、地上を通行する者たちの上に降り注いだ。

 一瞬にして、地上は大パニックになる。



 ……まぁ、ちょっとやそっとじゃ勝てないとは思ってるけどね。

 ミナコは世界に一人でいいの。

 そしてそれはア・タ・シ



「ヤツは、どこ?」

 バイオグラフィー(生体反応)モードでスキャンしてみたが、引っかかってこない。

 恐らく、能力で気配を消しているのだろう。

 今までにもESP同士の対決はあったが、いづれも美奈子より能力的にははるかに劣った者が相手だった。しかし今回の場合は、かなりの力量の持ち主だ。

 何せ、美奈子と同等だと言い張るのだから。

 ホラでないなら、相当手強いと見なければなるまい。



 ……自分の技を自分で味わってみるといいわ



 また、ケイトからのテレパシーが頭に流れ込んできた。 

 空中浮遊したまま、美奈子はサーモグラフィ(熱映像探知) モードへと眼球を切り替えた。

 新宿中央公園内に、超高温の熱反応、さらに多数——



 メテオ・クラスター・キャノン!



 ケイトの放った、真っ赤な炎をブスブス上げた無数の石の塊が、美奈子めがけて真っ直ぐに飛んでくる。

 美奈子はスカートをひるがえして、地上と変わりないかのように空中を駆けた。

 彼女を包むオーラの色が、青から緑に変わる。



「ヘルメスの速力」



 通常の一秒を10秒のように使える美奈子はー

 恐ろしく速い身のこなしで、飛来するすべての火石を回避しきった。

 そして、地上下50メートルへ、一気に下降した。



「いってえええ」

 美奈子がフワリ、とビル前の路地に降り立つと、小学校高学年くらいと思われる少年が足を押さえてうずくまっていた。

「……大丈夫?」

 少年に近付くと、美奈子はかがんだ。

「傷を見せて」

 もう、私のことは何をしようが世界に知られてしまっている——

 自分自身の運命を受け入れた美奈子は、誰かのためになるなら力を使うことをもはや躊躇しなかった。



「アテナの恩寵」



 淡い光に包まれた美奈子の手のひらが、少年の足に触れた瞬間、傷口が、みるみるうちにふさがってゆく。傷を瞬時に完治させるヒーリングの能力は、世界広しといえども使えるのは美奈子くらいのものだろう。



 ……さすがね。それは、私がどんなに訓練しても身につけられなかった能力よ



 またしても、ケイトの思念が伝わってきた。

 この少年の傷を癒したことを知っているということは、私が見える位置にいる?

「お姉ちゃん、ありがと。僕、信也っていうんだ。お姉ちゃんは?」

 まだ肌寒い日が続くのに半ズボン姿の、元気を絵に描いたような少年はにっこりとして尋ねてきた。

「……美奈子」

 ズボンのほこりを払って立ち上がった信也は、美奈子の姿を眺め回して言う。

「そっか、美奈子姉ちゃん、だね。お姉ちゃん、きれいな人だね」

 戦闘中にもかかわらず、美奈子の頬はカァッと真っ赤になった。

 これまで男子にそんな言葉を言われたことは一度もなかった美奈子は、その手のほめ言葉にまるっきり免疫がなかったのだ。

「そっ、そう? あ、ありがとね。とにかくここは危ないから、安全なところに逃げるのよ」

 それだけ信也に告げて、美奈子は走った。



「アキレスの足」



 時速80キロの足の速さを手に入れた美奈子は、弾丸のように走り去った。

「美奈子お姉ちゃん~ 頑張ってね~」

 信也がそう叫ぶのが、背後で聞こえた。



 ……出ていらっしゃいよ、この卑怯者



 新宿中央公園前まで来た美奈子は、今だにその姿を見せないケイトにテレパシーで呼びかけた。



 …いやよ。そんな挑発に乗るもんですか



 あっさりとした答えが返ってきた。



 ……悔しいことにね、私はあなたほど直接攻撃の能力が高くないの。

 のこのこ出てなんて行ったら、私が不利だわ。

 その代わりと言っちゃなんだけど、お使いを送るから、お相手よろしく



 美奈子の立っていた地面が、地震のようにグラグラと揺れた。

 どこからか、ケイトの肉声が聞こえた。

 テレパシーの会話では分からなかったが、不思議な日本語のイントネーションからやはり外国人に違いない。



「サモン・クレイ・ゴーレム」



 突如、目の前のアスファルトの道路が真っ二つに裂けた。

 そこから、身長15メートルほどにもなる人型をしたものが這い出てきた。

 どうやらそれは生き物ではなく、ただの土の塊が人の形を取って動いているようだ。



 ……コンジュレーション(召還術) か



 それは、美奈子にはない能力だった。

 土のゴーレムは、地響きを立てながら美奈子に迫ってくる。

 そして、長い腕をブン、と振ってきた。

 迫り来る、土のこぶし。

 しかし、美奈子は余裕の表情で空中に飛び上がると空中一回転をして、ゴーレムの背後に着地する。

 そして、振り向きざまに美奈子は両腕を胸の前で交差させた。

 彼女の制服のリボンのあたりに生じた真っ白な光球は、やがて数十個の光の粒に分かれる。



「ホーミング・ブラスター」



 美奈子の体を一斉に離れたプラズマ球は、空中に弧を描きながら土の巨人に突き刺さった。

 大きな爆発音を立てて、ゴーレムの上半身は粉々に粉砕された。しかし——

 数秒後には地面に散った土が生き物のように集まって体を形成し、元通りに復元されてしまった。



「やっぱり、術者を倒さないとどうしようもないみたいね」



 今の一撃で力をかなり使ってしまった美奈子は、自分の浅はかな攻撃に後悔した。



 ……まぁ、おばかさん



 ゼイゼイと息をつく美奈子の頭に、ケイトは語りかける。



 ……そんなに無駄に力を使っちゃうと、あとが苦しいわよ。

 もうちょうっと頑張ってくれないと、面白くないじゃないのよ



 次の瞬間。

 ゴーレムの体から放射状に全方位へ、無数の石つぶてが弾丸のように放たれた。

 飛ぶその範囲の広さと圧倒的な数に、美奈子は避けきることができなかった。

 すでに使っててしまった 『ヘルメスの速力』 を使うには、一定の回復時間が必要だったのだ。

「ううっ」

 頭部は避けられたが、左肩と右膝に石つぶてが命中し、美奈子の体は道路にもんどりうって倒れた。

 紺のブレザーとスカートが砂まみれになる。

 彼女の右足の太腿は、おびただしく出血した。

 苦痛に顔を歪めた美奈子は、額に玉の汗を浮かべた。



「な~んだ、面白くないの」

 木の陰から、背の高いブロンドの少女がヒョイと姿を現した。

 全身黒づくめの服装をし、その瞳は青かった。

 好戦的な暗殺者のくせに、何の冗談か首から十字架のペンダントをぶら下げている。

「もう、終わりかぁ。でも、いっか。これからは私が世界で一番のESP、ってことだし」

 美奈子は、燃えるような瞳でケイトを睨みあげた。

 比喩ではなく、実際に彼女の瞳は炎を放っていた。

「あらあら。そう睨んだって勝敗は変わらないわよ。石つぶてはちゃんと肉を貫通してるみたいだから、治りも早いわよ。まぁ、あなたが生きて帰れたらたらのことだけどね」

 ケイトの意のままに動く土のゴーレムは、一歩、また一歩と身動きの取れない美奈子に迫る。

「それじゃあ、私のかわいいゴーレムちゃんに、一思いに踏み潰してもらいましょうか」

 足を上げたゴーレムの影が、美奈子に迫る。



「…………!?」

 不思議なことに、いつまでたってもゴーレムは上げた足を振り下ろしてこない。

 美奈子は、何事かと離れた位置にいるケイトのほうへ顔を向けた。

「お姉ちゃん、大丈夫?」

 血のべっとりついた石を持った信也が立っていた。

 彼の足元には、頭から血を流して倒れているケイト。



 このコンジュレーション(召還術)というのは、他の能力以上に集中力が必要とされる。

 ケイトの場合は、勝手に戦ってくれる怪物を召喚するのではなく、土や石・金属など何かの材料をもとにして作り上げたゴーレムを自分の意のままに動かす。したがってゴーレムを戦わせている間は、意識の大半をその操作に割かねばならず、どうしても戦う相手以外のものへの注意がおろそかになる。

 きっとゴーレムを召還中だったケイトは、後からそっと近付く信也に気付けなかったのだろう。

 で、ただの小学生にいとも簡単に後頭部を殴られたのだ。

「ここの人死んじゃったのかな?」

 信也は、心配げに美奈子に聞いてきた。美奈子を助けたいと思うあまりの行動だったが、人を死なせるとまでは思っていなかった信也は、自分のしたことの重大さに青ざめていた。

 負傷した足を引きずって、美奈子はケイトの体にすがりついた。

 息をしていない。心臓も止まっている。

 白目をむく彼女の頭部を見ると、頭蓋骨が陥没している。



 美奈子の目から、涙が一筋流れた。

「……バカ」

 ケイトの上半身を抱き上げた美奈子は、自分の頬をケイトにこすりつけて泣いた。

 信也は、何も言わずに立ったまま美奈子を見下ろしていた。

 しばらくしてブレザーの袖で涙を拭いとった美奈子は、浅い呼吸を繰り返した。

 次の瞬間、美奈子は信じられない行動に出た。



「アテナの恩寵」



 光り輝く右の手のひらをケイトの頭部にかざした美奈子は、残った精霊エネルギーのすべてを注ぎ込んだ。美奈子の呼吸は、ハァハァと次第に激しいものになってゆく。



 ……だめだ。これじゃ力が足りない。



「信也くん」

 消えるようなか細い声で、美奈子はかたわらに立つ信也に呼びかける。

「お姉ちゃんの手を握って」

 そう言って美奈子は、ケイトにかざしていないほうの左手を差し出した。

「うん」

 信也は美奈子の横に膝をついて、両手で美奈子の手を握った。

「そして、心の中でね、このお姉ちゃんがよくなりますように、って祈って」

 手で繋がった二人は、心を重ねた。

 自らの体内に、大きなエネルギーが湧き起こるのを美奈子は感じた。

 ついに、美奈子はこれまでに放ったことのない大きなエネルギー波をケイトに注ぎ込んだ。

 美奈子の体は、黄金色に輝き渡り、半径200メートル四方を照らしつくす。

 奇跡を起こすべきは、まさに今この時だ。

 それはまさに、二千年ほど前に活躍したイエスという人物が使った能力と同じものだった。

 死者を蘇らせるのだ。



「レイズ・デッド!」



 

 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※




 数日後。



 入院してベッドに寝ている美奈子のもとへ、一人の少女が見舞いに現れた。

 花束を持って現れたケイトはー

「よっ、元気? ……なわけないか」

 と、なれなれしく美奈子に語りかけてきた。

 ハッとした美奈子は、反射的に体中をプロテクション・オーラで包む。

「アハハ。心配しなくても、もうミナコを攻撃したりしないよ。てか、あんた病院燃やす気?」

 ケイトはベッドの手近にあった椅子を引き寄せて、ヨイショッと腰を下ろす。

「……なんで、私なんかよみがえらせたのさ。私、本気であんたを殺そうとしたんだよ? 」



 起き上がれない美奈子は寝た姿勢のまま、フッと笑った。

「だってあなた、私と似ていたから」

「似てるぅ? 私とミナコが?」

 目を丸くして、ケイトは驚く。

「だって、私は生きるために組織に飼われ、言いなりになって悪事に手を染めていた。それって、あなたが最も忌み嫌う能力の使い方でしょ? 軽蔑されて当然なのに」

「う~ん、何て言えばいいのかなぁ」

 言葉に詰まった美奈子は、視線を窓に向けてポリポリ頭をかいた。

「私だってね、そうは言いながらも弱い人間なんだよ。ぎりぎりのところで、自分を何とか保ちながら生きてるの。そこのところは、私と一緒」

 美奈子は、そう言ってケイトにウインクした。

「ありがと」

 椅子から立ち上がったケイトは、病室の出口まで進んでから美奈子を振り返る。

「私、アメリカに帰るね。もう、組織には戻らない。ただじゃ済まないだろうし、一生追いかけられる生活かもしれないけど、頑張って生きてくよ」

「そう。よかった——」

 笑顔が戻った美奈子の顔を見届けて満足したケイトは、再び美奈子に背中を向けて歩き去っていった。

「また、いつかどこかで会おうね」

 そう、言い残して。



 誰もいなくなった病室で、美奈子はある不思議な予感に想いを馳せた。


 

 ……来るべき大いなる戦いの日に、私はまたあの子と会うような気がする。



 病室の窓から見下ろすと、ケイトが駅の方向へ歩き去るのが見えた。

 夕日が、彼女のブロンドの髪を茜色に染め上げていた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る