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2019年10月20日 02:48
企画から来ました。 初めまして転ぺんと申します。企画への参加ありがとうございます。 そして1つ、やはりこの『慟哭の時』はなんと全249話という話数があり、全てを読むことは叶いませんでした。しかし時間を見つけ、読める時に読めたらと私は思っています。というわけですので、感想に移りたいと思います。 では、まず素敵だなと思ったのはやはり皆さんが言われている通り、とても綺麗な文章を曉 礼峅様は書かれているという点です。 余計な情報を入れず、本筋だけをまるで研磨して出来上がった宝石のように、洗練された地の文に吐息が漏れてしまうほど、それこそこの物語『慟哭の時』の中心にいるアシュレイさんのように、まさに見惚れてしまう。文章を読むではなく、視ることができました。 さらには幾つかの登場人物の視点で物語が進むなど起伏もあり、続きが気になるお話の作り方だと思いました。 そして、これは! と、思えたことの1つに、その視点が変わることなのですが、アシュレイさんでの視点が主だと思うのですが、この方が物語を進める際、とても淡々としている印象を受けたのですが、レクスさんに視点が変わった時、地の文の雰囲気が変わったのです。それはアンネさんでも同じで、キャラクターごとに地の文での空気を変える能力、関心を通り越し、感嘆を経ての感動でした。 個人的に好きなのは、アシュレイさんがお風呂に行った次の話からアシュレイさんの地の文に子どものような感情が見えたことです。 それは孤児院でのやり取りや時間、クオーツさんとの行動を経ての感情の起伏だと思いますが、それがとても好きです。 と、ここまで私個人の素敵だなという箇所を挙げていきましたが、次は少し気になった箇所を挙げていきたいと思います。 これは少し難しいのですが、先ほど文章が綺麗と言いました。はい、とてもきれいです。美しいとすら思えます。 けれどそれが、読みやすいのに読みにくいと思えてしまいました。 先ほど視る文章と言ったのですが、あまりにもすんなり文章が目に入ってきてしまい、文章が読めず流れる雲を眺めている。そんな感覚に陥りました。 これはとても強力な曉 礼峅様の武器だと思います。綺麗な文章を書けると言うのは本当に難しい。私には出来た例がありません。 キャラクターの感情が文章に視ることは出来るのに、文章自体に感情が薄いように感じてしまいました。 元々読者への感情移入を目的とした作品ではないのかもしれませんが、それでもキャラクターへの同調があって初めて小説という作品は感情を持つのではないかと考えています。 この慟哭の時という作品はそれがなくとも目の見張る完成度を持ってているのに文章の感情が抜けていることで、文字を読み進める分にはスラスラと進むのに、物語を読むとなるとまるで別物に感じてしまいました。 と、ここまで自分の勝手な考えをつらつらと書いてしまいましたが、やはり完成度は高く、キャラクターも魅力的です。 先ほど綺麗に文章を書けるのは武器だと言いましたが、曉 礼峅様がゲームの対人戦で現れたら私は逃げます。それだけ強力な物だと、ここまで読んだ感想として思ったことです。 それでは長々となってしまいましたが、この辺りで失礼します。 あ、これは個人的なことなのですがこの慟哭の時という作品も最後まで読みたいのですが、曉 礼峅様が新たに作られた作品も読みたいと思いました。 それではこれからも応援しています。ありがとうございました。
作者からの返信
はじめまして。読んで下さり、ありがとうございます。そして、とても多く情報を下さり、本当に嬉しいです!この作品は、初めて書いた物語でして、今まで小説を長く読んできた訳でも、詳しい訳でも何でもない私が、手探り状態で書いている物語なんです。文章を読みやすく、流れる様にリズム良く、と言う事を気にして書いています。何度も読み返し、分かりにくい描写はないか、心情が強引過ぎないか、そこに至る経緯に不自然さはないか、初心者ではありますが、なるべく伝わり易いように書き進めて行ってるつもりでした。なので、文章が丁寧だと言って頂けて凄く嬉しかったです!と、同時に、私には今現在こう言う書き方しか出来ないんだな、と考えさせられました。ご指摘頂いた、文章に感情移入出来にくいとの事に、そうだったのか……と、自分では決して気づく事が出来ない情報を頂けて、それが凄く有難かったです。文章に感情移入出来るように構成していく。難しいですね…でも、それを意識できる機会を与えて下さり、本当に嬉しいです!思っていた物語の流れとは別に、キャラクターが勝手に違う方向へと進めて行ったりしてて、自分で書いてるのに何故かこうなってしまったな、なんて事があって、物語を書くって不思議だな、と面白い発見があったりします。最後がどうなるかは最初から決めていて、そこに至る経緯は、まだ自分でも分かっていなかったりしますが、飽きずに読んで頂けると幸いです。これからも、どうぞよろしくお願い致します!(* ´ ▽ ` *)
企画から来ました。
初めまして転ぺんと申します。企画への参加ありがとうございます。
そして1つ、やはりこの『慟哭の時』はなんと全249話という話数があり、全てを読むことは叶いませんでした。しかし時間を見つけ、読める時に読めたらと私は思っています。
というわけですので、感想に移りたいと思います。
では、まず素敵だなと思ったのはやはり皆さんが言われている通り、とても綺麗な文章を曉 礼峅様は書かれているという点です。
余計な情報を入れず、本筋だけをまるで研磨して出来上がった宝石のように、洗練された地の文に吐息が漏れてしまうほど、それこそこの物語『慟哭の時』の中心にいるアシュレイさんのように、まさに見惚れてしまう。文章を読むではなく、視ることができました。
さらには幾つかの登場人物の視点で物語が進むなど起伏もあり、続きが気になるお話の作り方だと思いました。
そして、これは! と、思えたことの1つに、その視点が変わることなのですが、アシュレイさんでの視点が主だと思うのですが、この方が物語を進める際、とても淡々としている印象を受けたのですが、レクスさんに視点が変わった時、地の文の雰囲気が変わったのです。それはアンネさんでも同じで、キャラクターごとに地の文での空気を変える能力、関心を通り越し、感嘆を経ての感動でした。
個人的に好きなのは、アシュレイさんがお風呂に行った次の話からアシュレイさんの地の文に子どものような感情が見えたことです。
それは孤児院でのやり取りや時間、クオーツさんとの行動を経ての感情の起伏だと思いますが、それがとても好きです。
と、ここまで私個人の素敵だなという箇所を挙げていきましたが、次は少し気になった箇所を挙げていきたいと思います。
これは少し難しいのですが、先ほど文章が綺麗と言いました。はい、とてもきれいです。美しいとすら思えます。
けれどそれが、読みやすいのに読みにくいと思えてしまいました。
先ほど視る文章と言ったのですが、あまりにもすんなり文章が目に入ってきてしまい、文章が読めず流れる雲を眺めている。そんな感覚に陥りました。
これはとても強力な曉 礼峅様の武器だと思います。綺麗な文章を書けると言うのは本当に難しい。私には出来た例がありません。
キャラクターの感情が文章に視ることは出来るのに、文章自体に感情が薄いように感じてしまいました。
元々読者への感情移入を目的とした作品ではないのかもしれませんが、それでもキャラクターへの同調があって初めて小説という作品は感情を持つのではないかと考えています。
この慟哭の時という作品はそれがなくとも目の見張る完成度を持ってているのに文章の感情が抜けていることで、文字を読み進める分にはスラスラと進むのに、物語を読むとなるとまるで別物に感じてしまいました。
と、ここまで自分の勝手な考えをつらつらと書いてしまいましたが、やはり完成度は高く、キャラクターも魅力的です。
先ほど綺麗に文章を書けるのは武器だと言いましたが、曉 礼峅様がゲームの対人戦で現れたら私は逃げます。それだけ強力な物だと、ここまで読んだ感想として思ったことです。
それでは長々となってしまいましたが、この辺りで失礼します。
あ、これは個人的なことなのですがこの慟哭の時という作品も最後まで読みたいのですが、曉 礼峅様が新たに作られた作品も読みたいと思いました。
それではこれからも応援しています。ありがとうございました。
作者からの返信
はじめまして。
読んで下さり、ありがとうございます。
そして、とても多く情報を下さり、本当に嬉しいです!
この作品は、初めて書いた物語でして、今まで小説を長く読んできた訳でも、詳しい訳でも何でもない私が、手探り状態で書いている物語なんです。
文章を読みやすく、流れる様にリズム良く、と言う事を気にして書いています。
何度も読み返し、分かりにくい描写はないか、心情が強引過ぎないか、そこに至る経緯に不自然さはないか、初心者ではありますが、なるべく伝わり易いように書き進めて行ってるつもりでした。
なので、文章が丁寧だと言って頂けて凄く嬉しかったです!
と、同時に、私には今現在こう言う書き方しか出来ないんだな、と考えさせられました。
ご指摘頂いた、文章に感情移入出来にくいとの事に、そうだったのか……と、自分では決して気づく事が出来ない情報を頂けて、それが凄く有難かったです。
文章に感情移入出来るように構成していく。
難しいですね…
でも、それを意識できる機会を与えて下さり、本当に嬉しいです!
思っていた物語の流れとは別に、キャラクターが勝手に違う方向へと進めて行ったりしてて、自分で書いてるのに何故かこうなってしまったな、なんて事があって、物語を書くって不思議だな、と面白い発見があったりします。
最後がどうなるかは最初から決めていて、そこに至る経緯は、まだ自分でも分かっていなかったりしますが、飽きずに読んで頂けると幸いです。
これからも、どうぞよろしくお願い致します!
(* ´ ▽ ` *)