第10話 動乱の前兆

神聖ケール王国side

「そ、それは本当か?本当にそのようなやからが現れたのか?」

「本当であります陛下、ここから数100km先、巨大な大陸が二つ、それを支配する国です」

「うーん、どう接するか、、、「バタンッ」どうした?そんな慌てて?」

「お取り込み中失礼します!魔王が復活しました!それと同時にモスター帝国が勇者召還をすると発表しました!」

「な、なに!」


ブルスト王国side

「今回は大成功だったな」

「ええ、これで属国化なり隷属を叫ぶ奴は相当減るでしょう」

「して、彼らと同盟、貿易も結べましたし、一休みできそうですね」

「そうだな」


???side

「では、彼らに属国に成るよう迫る、でよいな」

「そうですねぇ、貴族の居ない蛮国のようなら、我々の容姿を見るだけで従うんじゃない?」

「それもそうだな、彼らの持つ、富、奴隷、土地、すべて我々のものにしてしまおうではないか!」

「「「「「ハッハッハッハ!」」」」」


???side

「ようやく、我らに運が回ってきたな」

「勇者様を操ることができれば、世界はわが国のもの!」

「して、あとどれくらいで魔力は満ちる?」

「あと1年を切りました、もうすこしです」

「グフフフフフ、ハッハッハッハ!」


???side

「もはや、彼らに頼るしかないと?」

「はい、敵はすでにここの近くにまで拠点を作っています、世界各国の仲間に協力を呼び掛けましたが、ほとんどが動けない状況です」

「では彼らに同盟を持ちかけてみよう」


ムーside

「2万年ぶり、か」

「今の国が何であれ、ふたたび足を踏み入れられるのです」

「彼らとも協力したいしな」

「彼らの技術は我らにつながるものがあるしな」


ユーラリカside

「ほー、簡単にいえばクソデカイオーストラリア、と」

「植民地にして新天地にするのもいいな」

「これを通達して、失業者やスラムの者たちを送ろう」

「ユーラリカ共同管理地ですな」

「ユーラリカ創設最初の大事業ですね」


次回予告

第二章 動乱の序章と伝説の始まり

第1話 傲慢


―――――――――――――――――――――――――――――――第一章おわり、次回からは第二章ッス

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