第3話 接触

旧日本海 9月21日

『本艦はロシア太平洋艦隊所属フリゲート、トアドミラル・ゴルータである。貴艦隊の所属と目的を答えなさい』

「閣下、どうしますか?」

「答えろ、相手が蛮族だろうが列強だろうが答えられる質問には答えるのが筋だろう、それとここに船があるということは近くに例の国家があるはずだ、誘導してもらえ」

『本艦隊はブルスト王国の第22小艦隊である、この周辺の国家に接触するために来た、貴艦に港までの誘導を頼みたい』

『本艦はこれより貴艦隊に接近する、注意せよ』

「よし、これで接触できるぞ」

「さてさて、この新転移国家の船がどんなものか、見ものだな」

「ん?あれかあぁ?、、、」

その瞬間先頭を走る艦の乗務員が固まった。彼らの船は帆船だ、もちもん木製である。しかし、見えてきたのは帆船でわなく、鉄の船である。

「な、なんだぁ、ありゃぁ?」

「あ、あ、あ、、、」

全員が驚いていたところに特使が。

「なんだ?さわがs、、、ふぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

『貴艦は本艦に追随されたし』

「か、閣下、どうしますか?追随しますか?」

「追随しろ、どうも俺達は祖国のこれからの道を任されたようだからな」

「?」

一方特使は。

「どうしますか?、接触時の態度は」

「できるだけ相手を上に見ろ」

「交渉内容は」

「貿易・不可侵・同盟に絞れ、間違っても上陸後に隷属化とかいうことはいうなよ」

「「「ハッ」」」

他の者が退室後、特使補佐が

「それにしても隷属化を外すのは少し極端なことでは?」

「お前はなにも分かっていない、私はあちらの船をみて分かった、すくなくともあちらはわが国の100倍は国力があるぞ」

「まさか、そんな」

「あの船に使われている鉄はわが国の最高峰のドワーフ製の鉄より高品質だ、あれをあのように使えるのだぞ?」

「な、なんと、、、」

その後、

「なんと、こんな文明があったとは、、、ここの文明レベルは少なくとも1以上、、、いやそれ以上か」

「皆様こちらに」

「おっと、すまない」

「技術主任、お前はこの国家の技術水準をどう見る?」

「そうですね、、、わが国を1とするなら1万以上ですね、まず鉄、この国の鉄は恐ろしく高品質です、わが国が単独でこの粋にくるには少なくとも2世紀は必要でしょう、次に彼らの軍艦、砲が一門しかありませんでしたが、さきほど移動中に訓練風景を見ましたが、一発も外れることなく当たっていました、また、神話にでてくるグングニールのように目標を追尾する物も有りました」

「とにかく技術・国力どちらもわが国はこの国家に及ばない、失礼なことは避けるように」

「「「「ハッ」」」

「皆様、ウラジオストク市行政府につきました」

「いくぞ」


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もう10PVか、、、はやいもんですな

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