第一話 『その紳士、転移者につき』

半年前 東京某所 『リデンテックス』本社ビル



 ビジネスマンはスキマ時間を逃さない。

 それがたとえ、出張前の十数分であったとしても。


「……不味いなぁ」


 私こと倉井肇は、オフィスビルの吹き抜けの下、ガラス張りの小さな休憩スペースに腰掛けていた。

 片手には新発売の缶コーヒー、足には革製ダレスバッグをちょこんと立てて。そしてこの身を包むのは、アルマーニ製の一張羅。

 口に合わない新製品を飲み干しながら、私は手帳を繰っていた。


「ふんふんふふーん」


 どこかで聞いたCMソングを口ずさみつつ、今日の予定を確認する。

 分かっていても確認するのが、ケアレスミスを防ぐコツだ。私にとっての今日の予定は、その程度には重要なものであった。


「しかし、我が社が公共施設の命名権を勝ち取るとはねぇ」


 手帳に書かれた住所と切り抜き写真を見つつ、私はほっとため息をつく。

『リデンテックス東京スタジアム』

 その写真には、そのような走り書きが添えられていた。


「起業に巻き込まれたときは、こんな事になるなんて思わなかったなぁ」


 老骨ゆえの感傷に浸っていると、階上側から、慌ただしい足音が漏れ聞こえてきた。


「専務――専務! 倉井専務っ」


 呆れ半分、焦り半分といった呼び声。

 オフィスの中で自分をこう呼ぶ声の主など決まっている。飲み干したコーヒー缶をおもむろに専用箱へ突っ込み、私は近づいてくる声の主へと微笑を投げた。


「何かな依田君、これから出張なんだが」

「何かな、じゃあありませんよ!」


 吹き抜けの階段をふうふう駆け下り、膝を押さえる依田青年。普段の姿は結構なイケメンなのだが、こうなっては形無しだ。

 分かりやすい体育会系を雇った覚えがないとはいっても、階段を降りたくらいで大げさな。


「鍛え方が足りんよ」

「七階からわざわざ下りてきたんです、勘弁してくださいよぉ」


 はて、そうだったか。

……ああ、そういえば総務課は七階だったか。それは災難なことだ。


「で、なぜ七階の君がここに?」

「なぜじゃありませんって! 命名式典、役員として呼ばれてるのに送迎なしで行こうとなんてしないでくださいっ」


 ああ、と内心で頭を抱える。秘書さん、げろっちゃったか。……まあ今回は長く保った方かな。当日まで頑張ったんだし。


「勿体ないじゃないか、私ひとりのために他の社員の時間を使うなんてさ」


 そう言うと、必要な出費です、と依田青年が頭を下げた。


「泳がせると毎回変な案件持ち込むからと、上から言われていますので」

「富士君かね」

「はい、社長命令です」


 やれやれと肩を竦めた。

 変な案件だなんて。

 出張ついでにちょっと営業課の仕事を手伝っただけじゃないか。


「やむなしなのかね」

「査定に響きますので」

「ねえ――我が社、ブラックじゃないよね?」


 社長がそんな脅しをかけるな。まあ、いざというときは私から止めるからいいんだけども。


「滅相もない」


 ほら顔が引きつってるー。……後で社長にサシ呑みお説教かな、コレは。


「不肖私がドライバーを務めますので、おとなしく乗ってください」

「まるで猛獣か何かみたいな扱い方だね」

「そう扱えとの、社長命令ですので」


――サシ呑み決定。いい機会だから積もる話もしてやろう。

 まあ、そんな益体もないやりとりをしても仕方がないのだ。時間を無駄にしないのも、ビジネスマンの仕事の一つ。


「仕方ないね。じゃあ、車回して。コレ鍵」


 懐から遠隔キーを依田青年へ。

 社長命令である以上、駐車場にも話は通してあるだろう。


「社用車でもよろしいのですが」

「構わんよ。外車に慣れるいい機会だろう?」

「畏まりました。五分後にエントランスにいらしてください」

「急がなくてもいいよ、電車じゃないからね」

「いえ、そう言わないと逃げられる、と社長が仰せでしたので」


――よし、サシ呑みの奢りは向こうだ。経費でなんて落とさせんぞ富士くぅん。

 何はともあれ、せいぜい、依田青年には緊張感を味わってもらうとしよう。

 これは断じて意趣返しではない。――うん、断じて、だ。


      ◆


 自己紹介が遅れたね。私は倉井。倉井肇だ。

 新進気鋭――自分で言うと恥ずかしいね――のIT企業、『リデンテックス』の専務を務める老骨だ。

 歳は五〇、結婚歴はない。

……後悔しなかったかって? 何を後悔しろと言うんだ?

 義理でも娘がいる身でね。寂しさを覚えたことは生憎とほとんど無いよ。

 さて、依田君。

 突然だが――君は人助けに興味があるかい?


      ◆


数分後 東京某所 車内



「あのときは本当に驚きましたよ」

 

 BMWのハンドルを握りこみつつ、依田青年が静かに笑う。


「まさかその場で大山田に拉致られるとは」

「拉致とは何だね。きちんと説明はしただろう?……人助けだと」

「ざっくりしすぎなんですよ! 被災地に送る物資のタグ付けだって言ってくれれば、相応の準備も出来たでしょうに」

「ははっ。大学生だった君に『相応』なんてわからんだろう。ならばこちらが準備したところに乗る方がいい」

「その結果が物資拠点の大山田ですか」

「我が社が手伝える最前線だったからね。

 富士君が三重出身なのは知っているだろう?」

「そう考えると、当社――当時は御社ですか――が復興支援に力を尽くしていたのも理解できます」

「私物化とは言わないのだね」

「人助けに自分も他人もあるもんですか」

「違いない。そういう君だったからこそ、あのとき巻き込んだのだからね」


 語るのは、二年前――東海大震災がついに起こったときの話だ。流れゆく景色を横目に、車載のラジオを聞きながらの会話である。

 単にニュースで記念式典の話をしていたから、という単純な思い出話ではあるのだけれど。それでも語り口を見る限り、依田青年にとっては人生を左右するほどの出来事であったらしかった。


「入社したのは、専務と出会ったからなんです」

「面接で有利だからね」

「そんなこと思ってたら、Webテで落ちてますよ」

「違いない」


 少なくとも、幸運にあぐらをかく人間を採用した覚えはなかった。採用フローというものは、まぐれを弾く役目もあるモノなのだから。

 

「言ってたじゃないですか。『やると決めたことは必ず遂げる。ダメならどうしてダメだったかを考える。そして、やり遂げるために改める。そのために、ビジネスマンは生き続けるんだ』って」

「そうだね」


 アレは確か、不要な物資が多すぎて集積所がパンクしたときの話だったか。

 どうして『専務』がそこまでするのか。そう依田青年がぼやいていたのをよく覚えている。

 富士社長にも言われたことだが、それはいい。……私が一時的に職を離れて、あいつも久々に社に貢献出来たことだろう。


「専務でさえ被災地で陣頭指揮を執って、社の技術を惜しげも無く仕分けに応用していた姿は、就職先を決めるには十分なモノだったんです」

「それでドンピシャで入れるんだから、凄いモノだよ。誇っていい」

「ありがとうございます」


 依田青年がハンドルを切ったところで、ニュースの色が切り替わる。


『次のニュースです。過激派武装組織の構成員が国内に侵入した可能性があるとの情報が――』


 物騒な語感。……オリンピックが終わり、事後処理がまとまらぬうちに東海地震が発生し、いまやこの日本国内でさえ、テロが発生する始末。

 今この国は、往時ほど平和ではなくなっている。


「こんなニュースが発表されても、のんきに命名式典なんてやるんですから、不思議ですよね」

「警察への信頼と、形式への執着心はそうそう消えないものだからなぁ」

「無事に終わるといいですね。存外、社長も専務のことを心配したのかもしれませんよ」

「富士君がかね? そうするくらいなら式を中止にする男だよ、彼は」

「そうかもしれませんね」


 非難とも冗談ともつかない調子で、二人は笑う。

 両者一応、これでも褒めているつもりだ。


「さて。着きましたよ専務」


 着水する白鳥のような、静かなブレーキ。ドライバーを買って出るだけあって、依田青年は操縦技術も高いらしい。

 ガラス張りのモダンなエントランスには、長ったらしい施設の名前が刻まれている。

『リデンテックス東京スタジアム』

 左手側に、件の施設の入り口が待ち構えていた。


「いい腕だ。女の子が放っておかないんじゃないか?」


 デートで車を乗り回す彼の姿がありありと浮かぶ。このルックスで仕事も優秀、そしてこのスキルとくれば、モテない方が不思議なくらいだ。


「まさか。入社してからというもの、仕事一筋ですよ。それこそ、専務のような生き方だっていいと思っています、僕は」

「ふぅむ」


 が、返事は芳しくない。訳あって独身の身だが、若い男やもめを増やす一助になる気は無いのだ。


「依田君、うちの娘なんてどうだい」

「……へっ?」


 こらそこ、鳩が豆鉄砲を喰らったみたいな顔をしない。


「不満かね?」

「め、滅相もない! ただ、娘さんを大事にされる専務がそんなことを言い出したので驚いて」

「大事だから言うんだよ。君くらいしっかりした男が居てくれたらとね」


 畏まられてもあまり良くない。私は冗談めかしてニヤッと笑ってみせるのだが、瞬間、はぁ、と依田青年がため息をつく。

……あ、ミスったかな、コレは。


「冗談を言っていないで、降りてください」


――やっぱり。

 まあいいか。ヘマをしたのは私の方だ。今度別に機会を持とう。


「私は車を預けてきますので……受付はご存じですよね?」

「もちろん」


 車を降りて、荷物をチェック。

 鞄、手帳に財布とジャケット。――うん、大丈夫だ。


「それでは、行ってらっしゃいませ」


 言葉とともに、滑るように走り出すBMW。うん、やはり彼は運転が上手い。

 ガンメタリックの車体が角に姿を消すのを確認してから、私はエントランスの方を覗いた。

 時刻は十時十一分。約束の時間より三〇分以上も早い。

 当然だろう。……本来、あの時間から出かけようとしていたこと自体、電車と徒歩を前提としたモノだったからだ。


「ふむ」


 考える。……そういえば、彼は『先に入っていろ』とまでは言わなかったな。

 そうであるなら、本来の集合時間まで会場をぶらりと見るのもいいかもしれない。参加者から見えるモノもあるかもしれないからね。


「ならば、思い立ったが吉日というモノだ」

 

 踵を返す。

 目指すは一般入場口。今の時間であるならば、入るも出るも楽なはずだろう。

 そもそも、式典とはいえ基本的にはただのお祭りなのだから。


      ◆


『リデンテックス東京スタジアム』周辺


 

――困った。

 式典会場から離れること約五〇〇メートル。縁日や企業出店が居並ぶイベント広場の中で、私は頭をかいていた。


「なあ、君」

「いやです」

「……このままだとおじさんも困っちゃうから」

「や」


 ことごとくはねのけられる提案に、どうしたものかとため息をつく。

 そんな私の左脚には、ひとりの少女がしっかとしがみついていた。

 ワンピースにその身を包み、長い黒髪に少し古風な髪飾りを挟んでみせた、非常に愛らしい少女。けれどもその瞳には涙がにじんで、表情もやや歪められてしまっている。


「お母さんを一緒に」

「ずび……やです」

「迷子セン――」

「いーやーでーすー」


 困ったなぁ。あまりのんびりしている暇はないのだけれど。

 しがみつかれては歩くこともままならず、さりとて手を差し伸べる人が現れるほど、この身は幸運であるわけでもなく。


「仕方ない」


 よく有る話だ。祭りの中で母親と喧嘩になって、そのまま迷子になったパターン。

 その上で、たまたま自分が彼女の「おじいちゃん」に似ていたからと、変な懐かれ方をして――今。

 知らない男といることに対する不安などより、母親に会いたくない気持ちの方が、今の彼女にとっては強いらしかった。


「ちょっとだけ、ちょっとだけだぞ?」

 

 そう言って、私は彼女をゆっくりと抱き上げた。……抱っこというにはやや年かさがありすぎる気もしたが、口で言っても離してくれる気がしなかったのだ。


「ん?」

「おじさんと、ちょっとだけお店を回ろう。それでいいね?」


 案内所に連れて行かれるとでも思っていたのか、不安そうな顔をする少女。

 私のかけた言葉に、彼女はぱあっと笑顔を咲かせた。


「うん、ありがとうおじいちゃん!」


……おじいちゃんかぁ。

 まあ、彼女が喜んでいるならよしとしようか。




 それから時間ギリギリまで、私は彼女と祭りを楽しむことになる。

 ヨーヨーすくいに金魚すくい――どうやらコレを、母親に拒まれたらしい――りんご飴にポン菓子売りと、祭りらしいチョイスを一通り楽しんだ後。

 そろそろ時間だと、彼女を説得しようとした、その瞬間。


――轟、と。

 大音声と火柱が広場の中に広がった。


「……は?」


 理解できない。あまりに唐突な出来事に、脳が処理を拒んでしまう。

 けれどもそれは、ある意味で致命的な遅れであった。

 すぐにそこから離れていれば、最悪の事態は避けることが出来たかも――そう、私は後悔することになる。

 そう。



 銃声が、轟いたのだ。



「動くな! 全員伏せろ!」


 マットな質感を持つ黒い塊――アサルトライフルを構えた男が、仁王立ちで吠え立てていた。

 その言葉は片言で、それ以前に、その見た目からして外国人であることがはっきりとわかる。エキゾチックな風体だ。

 私は迷わずその身を伏せる。腕の中の少女をかばうように、低く。


「伏せろ、言った!!」


 だぁん、と天へと向けて銃火が上がる。沈黙を保っていた参加者たちが、悲鳴を上げながらその身を伏せる。

――が、一部勇敢な参加者たちは、踵を返してその場から離れ始めた。


「逃げるなぁあ!」


 たたたたた、と軽い連続音。見やると、逃げ始めていた人々が、次々と血の華を咲かせて倒れ伏す姿が確認できた。

 死んだ。――誰が? 人が。

 殺した。――何が? 銃が。

 

「なんて、」


 なんてことだ。そう漏らすので一杯だった。


「いいか、ここ、集まれ! ――集まれ言った!」


 男が足下へ向けて一発撃った。全員、砂糖に群がるアリのごとく団子になった。もちろん、私もだ。

 そして、周囲に同様の銃を携えた男たちが表れる。彼らは屋台をあっさり破壊し、手慣れた様子で円形のバリケードを築いていった。

……完全に、包囲されてしまったかたち。

 ふと、男たちの喧噪がやむ。そのうちひとりが、いそいそとノートPCを広げ始めた。


「今から、ビデオ、回す」


 最初の男が、居丈高に話し始めた。


「選ぶ、五人、カメラの前、出ろ。騒ぐ、殺す。いいか?」


 確認を求められても、答えることなど出来はしない。それは男も分かっていたのか、ふん、と小さく意地悪そうに嗤ってみせた。


「そこ、子供。そこ、女。そこ、女、ふたり。……ふたり!そこ、子供」


 嫌らしい。女と子供だけをわざと選んでいやがる。

 そう思うのもつかの間、胸の下に抱えた少女が唐突にもがき始めた。


「静かにしないか」

「お母さん!」

「なっ」


 どうやら、引きずり出された女性の中に、彼女の母が居たらしい。

 けれども、コレで飛び出してみせようものなら、彼女は真っ先に殺されるだろう。

 それだけは、させてはいけない。

 私は彼女を強く抱きしめ、片方の手で口を塞いだ。

 ごめんよと、心の中でひたすら謝る。この身は弱く、彼女を守る以上のことはできそうもない。


 けれども。


「……ん?」


 女子供を引きずり出した件の男が、こちらの動きに気付いてしまった。


「おい、そこ、男。子供、出せ」

「――ッ!?」


 身体が強ばる。

 出してはいけない。そう考えて沈黙を保とうとして――


「がっ」

「出せ、言った!」


 脳天を蹴りつけられた。思わず身体の力を緩めた途端、


「お母さんっ!」


 囚われていた少女が、自分でカメラの前へと躍り出てしまったのだった。


「いけないっ」


 発しようとしたその言葉は、痛みと恐怖に掠れてしまい。結局それは、彼女を止めること能わない。


「ふん」


 嫌らしく笑う男。その銃口は――今まさに母へと駆け寄ろうとする、少女の方へと向いていたのだ!


「――ッ!!」


 そのとき、どうしてそのように動いてしまったのかは分からない。

 けれども気付けば、私はそのアルマーニに包んだ胴に、幾つもの鉛玉を受けていたのだった。

 射線の先には、変わらず走る少女の姿。

 まあ、つまるところ。

……私は、少女の盾になっていたのだ。


 暗転。


      ◆


――問う。汝は何を欲するか。


 よく分からない。混濁した意識の中で、何者かの声が聞こえた。


――問う。汝は何を求めるか。


 何を問われているのかもよく分からない。そもそもの話、ここは何処で、あなたは一体誰なのか。


――問う。汝は何を為さんとするか?


 ああ、と思う。

 それならば、いつでも答える準備があった。


「成し遂げたいんだ」


 約束を。誓ったことを。望まれたことを。……心の中に刻んだモノを。


「成し遂げるための、力が欲しい」


 努力は出来る。学ぶことなどいつでも出来る。けれども、圧倒的な力の前にそれら二つは無力に等しい。

 この身はそのままでも構わない。

 どうか、どうか、成し遂げるための手段ちからが欲しい。


――可なり。汝は祝福された。


 声は答える。

 祝福? 何のことだ。


――汝は歴史を変革するモノ。汝は世界を守るモノ。汝はヒトを愛すモノ。

――我ら、“転移者”として、汝を認むるものなり。


 そして、一閃。


 世界は、再び明転するのだ。


      ◆


????? ?? 




 風を切る音。

 頬を伝う冷たい空気。

 私はそれに叩かれるようにして、意識を闇から引きずり上げた。


「――っ」


 そして、驚愕。

 眼前に雲。

 眼下には山

 私は。


「う、」


 私は。


「うわぁあああああああああああああっ!?」


――遙か高い空の彼方を、真っ逆さまに落ちていたのだ。

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