第19話 お茶を使った遊び『茶歌舞伎』

 さて真面目なお話は一旦置いておいて、今回のお話はお茶を使った遊びについてお話しようかと。それは『ちゃ歌舞伎かぶき』と言うものです。良ければお試しあれ。


 やり方を解説しますと、


●まず、数種類のお茶を用意します。初めは3種類くらいから。

●銘柄や種類などの情報を合わせて提供し、そのお茶すべてを味見して、味わいや香りを記憶します。

●それらのお茶の順番をシャッフルします。

●今度は銘柄や種類を伏せて飲んでみます。

●どの順番のがどの銘柄なのかを当てる。


というもの。昔から伝わる遊びで、一時期は賭け事にも使われ、禁止になった事もあります。





 まず初めは3種類から、『煎茶』『玄米茶』『ほうじ茶』といった、個性がハッキリわかるものから始めたら良いかと。それでわかってきたら、今度は『静岡茶』や『宇治茶』などの銘柄に変更したり、もっと難易度を上げて『やぶきた』や『静7132』などの単一品種に限定したり。


 ここまで来ると、相当難しくなりますよ。筆者も品種の違いまではわからないですね(汗)。それが6~7種類ともなると、鼻も舌も狂ってきてしまいますわ。


 筆者の知り合いですと、ペットボトルの煎茶の銘柄を当てたり、ブレンドに使われた品種を言い当てたり、強者がおります。


 そこまで行かなくても、ちょっと面白い遊びにはなると思いますので、何かのパーティーの催しとして取り入れても良いかと。


 頭の片隅にでも置いておいて下さい。







 ちなみに鼻や舌がにぶくなってきた場合、香りの良い『漬け物』を食べると良いそうです。そのため、これらの鼻や舌をリセットさせる漬け物の事を、『こうもの』とか『お新香しんこ』などと呼ぶそうです。


 その名残は、まだ残っておられるようですね。

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