第16話 お茶の淹れ方のレシピ

 続いては、ちゃんと茶葉と急須を使った淹れ方についてのお話です。なるべく詳しく且つわかりやすく書こうと思いますので、宜しくお願い致します。


 最近ですと、急須も100円均一で安く買う事も出来ますから、本格的に淹れるというハードルは下がっているかと。そういった所も加味して、お伝えします。


 それともうひとつ。現在出回っているお茶の大半が『深蒸し緑茶』ですので、それに合わせたレシピにしようと思います。それ以外のお茶については、またパッケージなどを参照して下さい。







 まず用意する資機材は、

急須・湯飲み茶碗ふたつ(お寿司屋さんにあるような円筒形のヤツではなく、お酒のぐい飲みに使われるような100ccくらいの碗)・カレーを食べる際に使うスプーン、です。


 淹れ方は、


 沸騰したお湯を用意します。なるべくなら、沸かして1~2分は泡立たせた熱湯(熟湯じゅくとうと言います)を。

 碗や急須に少しだけ注いで茶器類を温め、そのお湯は捨てます。

 一度、碗に熱湯を注いでそのまま放置し、湯温を少し下げます。その隙に茶葉を、カレースプーン山盛り一杯ほど(だいたい5g)を取り、急須に入れます。

 碗に取り置いていたお湯を急須に注ぎ、そのまま静かに置いておきます。だいたい30秒ほどです。

 急須から碗に、少しずつ注いで行きます。交互に注いで、濃さが均一になるように調整します。

 最後の一滴まで注ぎきるよう、ちょっと急須を上下に振って、中の茶液を注ぎきります。あまり激しく振らないようにして下さい。

 淹れたてが美味しいです。すぐに味わって召し上がって下さい。






 そして緑茶の最大の特徴は、2煎目・3煎目も淹れられるという所です。2煎目は、そのまま熱湯を注いですぐに碗に注ぎ入れる事が出来ますので、すぐに飲めます。


 品質の良い茶葉でしたら、だいたい5煎目あたりまで、うまく淹れれば美味しく召し上がれます。





 このような感じで淹れる事ができます。これが浅蒸し緑茶なら、蒸らし時間を1~2分に長くした方が良いですし、ほうじ茶でしたら熱湯をそのまま入れたりします。


 多少面倒ではありますが、ペットボトルの緑茶よりも美味しくタップリと召し上がれるのが、良い点です。是非お試し下さい。


 「貴女に一杯、私に一杯」ってね。

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