第3話 今目の前にある風景は、見た事も無いような地平線だった

ここから先に、何があるんだろう


道が無い その事に気が付いて

途方に暮れた

力尽きそうな人が雪に埋まる

歩けない人は立ち止まり凍り付く

飢えた人が人を喰らう

飛ぶ鳥は眼下の光景を憂う

分け前を奪い合う方法

仲間の懐の勘定を数える

そこに真実はあるか

あるわけが無い

どこに向かうのか流浪の民よ

行き先は、温かいのか

立ち止まらせ休ませる、家はあるか

先導者はいるか

ただ、強い光が照らす方へ

行け、ひたすらに

情熱だけが、炎になってやがて照らす

新しい時代

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