第25話

10月に入り空気が冷たくなってきた。

もう少ししたら待ちに待った修学旅行。

いつも通りお兄ちゃんに叩き起こされるけれど寒くなってきて布団に潜り込む。

叩き起こされるの繰り返しで三度めで起き出す。


朝ご飯を食べ終え、家を出る。


昇降口の下駄箱で靴を脱ぎ、スリッパに履き替えていると可愛い声がした。

「おはようございます。雫先輩。少し肌寒いですね」

声がした方に顔を向けると冬華ちゃんが立っていた。

私も挨拶をする。

「おはよう。冬華ちゃん。そうだね」

手を振り教室に向かった。

私も教室に向かう。


午前の授業が終わり、教室が騒がしくなる。

自分の席でお弁当を食べ始める。

10分で完食して図書室に向かう。

廊下を歩いていく。

図書室の扉を開けて中に入る。

好きな作家の本を手に取る。

陽の光りが届く席に座り、ページをめくる。


時間になり教室に戻る。


放課後になり教室を出る。

羽水岐さんに会って一緒に帰ることになった。

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