これってトリビアの種になりませんか?


 日々、お笑いについてのことで頭の八割くらいを占めている。

 そんな風に考えていることは、結構くだらない疑問が多い。調べるまでもないというか、調べる方法がないというものとか。

 それらを、今回は懐かしの番組トリビアの泉の一コーナー、トリビアの種の冒頭部分を若干だけ意識して、紹介していこうと思う。






 キングオブコントの感想を書くために、もう一度見ているときに、ふと気付いたこと。

 芸人さんは、コントのキャラに名前を付けるか、自分の本名のままで行くのかで分かれている。


 例えば、ジャルジャルはキャラ名がついている。先日のキングオブコントの一本目、最初にお互いに自己紹介しあった時のみに名前が出たのに、キャラクター名がつけられていた。

 逆に、本名を使っているのは東京03だ。豊本さんが女性という設定でも、「豊美」「本子」と、名字をもとにしているくらいの徹底ぶり。


 そういうところでのこだわりってあるのかなーと思いつつ、やはり確かめる術はない。

 あと、「キャラ名」と「本名」、どっちを使っているコント師が多いのかが気になるところ。


 追記・「お笑い二刀流」によると、ジャルジャルは「福徳」と「後藤」がやっているから、漫才の方で滑ると、自分たちがスベっているような気持ちになると話していた。これを踏まえると、コントはキャラ名を付けることで、そのキャラクターになりきっているのだろう。

 存外、深い理由があったジャルジャル。他の芸人さんたちにも名づけの理由があるのかもしれない。





 

 ツッコミが右側のコンビとボケが右側のコンビ、どっちが多いのだろうか。

 M-1の歴代チャンピオン十三組(Wボケの笑い飯を除く)で数えてみると、ツッコミが観客から見て左側のコンビは、ますだおかだ、ブラックマヨネーズ、サンドイッチマン、トレンディエンジェル、とろサーモンの五組だった。ツッコミが右側のコンビの方がずっと多いのは意外だった。


 立ち位置は、いったいどうやって決めているのだろうか。右利きと左利きのコンビだったらそのまま立ちやすい位置で決まりそうだが、どっちも同じ利き手だったら、揉めたりしないのだろうか。

 お互いの体系とかで決めるのか、途中で変わるのだろうか、色々気になってしまう。






 YouTubeで空気階段のタクシーのコントを見ていたら、コメントの中に「伊坂幸太郎の小説のよう」というものを見つけて、体に電撃が走った。

 具体的にどこがどうなのか言うのは難しいが、「確かに!」と膝を打ってしまった。そして、伊坂さん好きとして、自分で気づきたかったなーと悔しくなった。


 あと、これもまたYouTubeのコメント欄の話なのだが、Dr.ハインリッヒの漫才に対して、「幻想小説みたい」という言葉にはっとさせられた。

 漫才は(コントもだが)変な人が変なことを言ってくるというのが大筋だと思うけれど、Dr.ハインリッヒの漫才は、会話の起点となる幸さんがおかしなことに巻き込まれるという形が多い。散歩していたら、ミョウガのような柄の犬を見たという漫才とか、不条理な小説の出だしみたいだ。


 「私もそういう、ネタに文学性を見出したい!」と思ったのだが、意外とこれは難しい。ラーメンズは、ラストにアッと驚くような落ちがあるから、星新一かなと考えたけれど、それは大体の芸人に当てはまるので却下。

 いや、むしろ、一日一本コンスタンスに、様々なタイプのネタを上げられているという意味では、ジャルジャルが星新一に近いのかもしれない。






 FNSでやっていた、新ドラマ対抗ゲーム番組を見ていて思ったこと。

 その番組では、それぞれ別チームでトレンディエンジェルとジャングルポケットが参加していて、司会の坂上さんが「どうなの斎藤君?」と振った時に、トレンディの斎藤さんか、ジャンポケの斎藤さんか、どっちを映せばいいのか、明らかにカメラが迷っている瞬間があった。


 話の流れと、その時のスタジオにトレンディの斎藤さんがいなかったので、ジャンポケの斎藤さんが映されて、実際に返していた。

 しかし、生放送だったために、そういうちょっとしたところもしっかり放送されてしまい、個人的には気にかかった。


 主に名字で呼び合っている芸人さんなら、同じ苗字同士で共演していると、多少の混乱は出てくるのかもしれない。

 そんな時に思い出すのは、爆笑問題のニッポンの教養で見たある一幕だった。


 その回は、科学の力で音痴を克服しようという趣旨で、音痴代表としてアンガールズの田中さんが参加していた。

 音楽関係の教授が音痴克服方法を、カラオケボックスで指導していたのだが、その先生が「田中さん」といった後に爆笑問題の田中さんもいることに気付き、「アンガさん」とコンビ名の略称で呼んでいたのを覚えている。


 そういえば、ゴッドタンでも、同じ苗字同士の三人が集まり、「川島スリー」という企画を二回やっていた。

 参加者は、本名川島の劇団ひとりさんと野生爆弾のくっきー!さん、そして麒麟の川島さんだった。登場はしていなかったが、はんにゃの川島さんもいると説明していて、とても多い苗字ではないのに芸人界で被るなーと感心してしまった。


 そうして考えてみると、「田中」は四人、「後藤」は三人、「小林」は三人、「鈴木」は三人、思いつく人がいる。誰が思いついているのかが全員分かったら、私と握手しましょう。

 そう考えると、芸名もありなのかなーと思うけれど、やはり共演者同士で苗字がかぶってしまったら、バクモンの先生と同じようにコンビ名で呼ぶのが一番ベターかもしれない。






 いかがでしたか?

 以上、解決してもしなくても、人生には全く影響が出ないような疑問の数々でした。


















  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る