第23話 お部屋の意味も大事です ~ついに儲けてやったぜ! の十一室~

 こんにちは、作者です。スペースイシュタルは来てくれませんでした。何故だ!!

(十連二回しかひいていない経済力を無視しながら)


 うちのカルデア、ギルとエルキドゥが居心地よさそうなのでその影響かもしれません。結構ひどい目にあってますからね(自業自得ではあるが)。




 では、室の解説に参りましょう。そろそろクライマックスが近くなってきました、十一室です。


 西洋占星術では十一室は「仲間、友人(それほど関係の深くないものも含む)」、「みんなでやる楽しみ」を示します。十室で社会的立場を得ているので、わいわい集まって楽しむ余裕もできてきたわけですね。


 みんなでやると言っても、上下関係の厳しい組織や会社というイメージではありません。大学生がやっているサークル、というのが一番近いかも。後のパリピである。


 ここに星が多いと権力志向のところより、フリーランス向きの要素があります。


 しかしインドとなるとやや意味が変わってきまして、「願望成就」「利益」「称号」となります。十室で成功し、十一室で成果を刈り取る。解釈としてはこちらの方が単純でわかりやすいです。


 また、兄弟の中で「兄」「姉」も示します。


 いいですねえ、儲け。長い旅を続けてきた甲斐がありました。カクヨムも広告プログラム入りましたし、作者も恩恵にあずかろうとおもいます。ぐふふ。


 ただし宗教的に見ると、あまりに多くのものにまみれるのは良いこととはみなされません。欲望を現すここは、解脱する人の前に立ちふさがる最後の障害となる室です。


 そのため室の分類は、ウパチャヤ。成果を刈り取れても、幸運のトリコーナにはなりませんでした。星によっては凶の意味が一時的に強くなることもあり、西洋ほど明るくあっけらかんとした感じはなくなっています。


 ただし吉星がいるとよい影響が生じ、多くの神々を敬う人間になると言われています。また、星が多く集合している場合は宗教体への多額の布施、と読む場合もあります。


 ……儲けるのはあんまよくないけど、お布施は欲しいよね。いい使い方だと思うよ?という本音がちらっと見えている気がするのは、私がひねくれた人間だからでしょうか、インドの神よ(笑)


 さて、長く続けてきた室案内も次で最後。「なんとなく分からない」と言われる確率ナンバーワンの、十二室です。まだまだ講座は続きますが、次回をお楽しみに!

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