第9話 アメリカのドラマに見る統合失調症

 人との出会いを始め、全ての事は関連していると思う。


随分前に仕事の関係でセリーナ・ゴメスさんに会った事がある。私はそこまで芸能人に憧れを持つ人間ではない。彼女はジャスティン・ビーバーの元彼女ぐらいにしかその頃は思っていなかった。

最近になって見たyoutube で彼女が今最も若者から指示され、ツイッターの一日フォロワー数が最高と知った。(youtube上でオンエアされたその当時)

そんな彼女に興味を持ち、彼女の過去の業績をまとめた映像を見た。すると

その中でアメリカのNetflixと言う映像発信事業が持つドラマ「13 Reasons Why 」のエグゼクティブプロューサーを彼女がしているという事を知った。(簡単に言えば、資本金を出資している)


私は早速そのドラマを見始めた。


内容は現代のアメリカの高校生がモチーフになっている。

ある女子高生が自殺をする所から始まり、彼女が残したテープレコーダーに彼女が自殺するまでの13の理由が語られている。

校内で日常的に起きるいじめ、感情の浮き沈み、飲酒パーティー、ドラッグ、性交渉、レイプ、そして自殺。

かなり激しい内容の為、シーズン2以降はドラマが始まる前に走り書きの注意事項が提示されるようになった。


主人公を愛していた男子高生は彼女を失った怒りと悲しみから、幻覚を見るようになる。

今までの私ならこれが統合失調症の症状としては受け取らず、

ひょっとしたら他の人が見えないだけで、彼女は生きているんじゃないだろうか、もしくは、彼女はお化けとして出てきた?と、誤った情報を自分に入れてこのドラマを見ていたと思う。

でも、今ならはっきりわかる。この男の子の精神は現実に起きた事を受け入れる事が出来ず、理解を超えて、そして彼の精神が壊れてしまったんだ。

彼の葛藤する姿が映し出される。私はこの男の子の気持ちに共感できる。もし私が彼なら同じ事をするだろう。


私のパートナーは「この主人公も男子高生も、周りのみんなを巻き込んで人生をめちゃくちゃにしている。」そう言ってとても否定的にこのドラマを見て、途中で見るのを投げ出した。私がもし主人公の女の子なら、私も同じ道を歩んでいたと思う。と言うと「なんで? 僕なら相手を同じ目に合わせるかそれ以上の仕返しを考える」そう言った。


強い人はきっと復習を考えるほど精神がタフなんだろう。


私はどちらかと言うと精神が弱い人間に属するのかもしれない。それでもこうして強く生きているのは、やっぱり強いからか。

でも間違いなく言える事は親の愛をしっかり受けて育っている分、私は幸せなんだろう。だから心が折れないんだと思う。


心に病を抱えている人は心がピュアなんだと思う。

他の人より傷つきやすく、純粋なんだろう。そして人間の体の中で必要とされる

愛のパーセンテージ数が満たされずに、それによって傷つき心が壊れてしまったんだと思う。


結論から言うと、アメリカではこのようにドラマを通して知らず知らずに

統合失調症の人をリアルに映し出している。

だから多くの人がこの病について何らかの知識があるのかも知れない。



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