第12話【先輩の教えは絶対だぞ☆ミその2】

 初めは敵同士だった、課長と部長も主人公である「サービスマン」こと、『山葵わさび後免ごめん』がピンチの時は、共に闘い助けてくれた恩人だ。



「なんだとぉ――――そんな熱い展開だったのか……くうぅぅぅ!!思い出しただけで涙が出てきたぜ!!」


 大将から溢れでる涙は大粒の雫となり、生ビールから作り出された、端麗豊潤かつ不純物のない純白な泡へと降り注ぐように落涙していった――――ことを、弓弧は黙って見ていた。


を無言と無表情で悠吏香の方へパスすると、喉ごしを堪能しながら美味しそうに口髭をつけてこう叫んだ『大将~これ最高だね!!まさに神の雫だね!!』


弓弧は天使の表情を清清しい顔をしながら見ていた。


『先輩!?そういえばひとつ聞いていいですか?』


『何かあったかい悠吏香?』


『私達って、一応トップ魔法少女じゃないですかぁ?更に高みにイクにはどうしたら良いですか?』


悠吏香は悩ましいポーズを取りながら、弓弧の方へ体を向けた。

胸には溢したビールが着いており、蛍光灯の明かりも手伝い、その豊満なバストは光沢を放ち、さながら宝石――――いや、この世の物では言い表せないが、例えるならば、その【光】は何億光年先の星にも数百年は輝くほどの瞬きではないか?……と弓弧は感じていた。※ていうか眩しいんだけどね。


辺りを照らす『天使の閃光』は、地球全体を包み込み、【深夜】、【曇天】をたちまち日の出程の明るさにしたとかしないとか。



※まだまだ続くよ!!

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