『第一回「Z-1グランプリ」」企画にあったので、読み始めました。この企画ならば気軽に楽しめそうな作品ありそう、と思って。

途中まで「『吾輩は猫である』過ぎて斬新とも思えないなあ」と思っていましたが、OLから腕を奪うというあたりから、俄然印象が変わりました。作品の面白さも一段階アップした感じ。
冒頭につながってループする感じのある終わり方（厳密にはループではないですが）も、良かったです。こういう感じ、好きです。
人間が猫になる、猫が人間になる……。そう考えると『人語を喋る猫』という不可思議な現象にも、ちゃんと説明がつくのですね。

あと、細かいことですが。
中身40歳なのに外見の可愛らしさ故に甘い声で話しかけられる猫。ああ、猫って、実在するロリババアだったのか、と初めて気づきました。

猫ちゃん、かわいいよ！猫ちゃーん！