[(extra) 菜々] インターホンに、映らない <長>
自己紹介するね、私の名前は "菜々" 。
パークで飼育員をしているよ。 "キタキツネ" と "サーバル" を主に担当してて、もちろん他のフレンズの健康管理も受け持っている。
パークって他にもあるようだけど、ここはヒトも多く住んでいて都市もあるんだ。フレンズは、アニマルガールって呼んだりもする。
私も飼育員になって1年余りになる。
入った当初は、わがままで肉まん大好きなキタキツネによく振り回されたっけ・・・。ミライさんや従姉のカコお姉ちゃんには本当に感謝している。
前置きが長くなったけど引越したの。
モニター付きのインターホンがついた単身用の住居なんだ。
いつ何が起こるか分からないから・・・ね。
でも、そのモニター画面・・・。
常に正しくそこを映せているのかな?
これは私達がここで体験した、不可解なお話。
私の実話を、聞いて欲しいな・・・。
┈
┈┈
┈──
「っん~疲れたぁ..!やっと終わったよぉ」
前の住居から引っ越して3日目。
他の飼育員やフレンズ達にも手伝ってもらい、やっと整理が落ち着いた。
引っ越した理由は、仕事が軌道に乗ってきたからってところ。 目標は高く! ってね。
間取りはそんな変わってないけど──
・お部屋の中心に四角テーブル
・その北側にベッド(頭は東向き)
・西側に廊下への扉
・南側にタンスとか
扉の横にモニター付きインターホン。
ボタンを押すと外の様子が映し出されるんだ。
夜に画面をつけたりしたことある?
あれなかなか怖いのよね~・・・。
キタキツネやサーバル達がよく来てくれて、慌ただしくも充実していた。
──ザァーーー・・・ バタタ.... タ..
──ザァーーパタ..タ....
今日は仕事がお休みの昼、あいにくの雨。
外は暗く、玄関先も小さな明かりを付けていた。
その悪天候の中...
──ピンポーン。
お客さんが来たことを伝える音。
鳴った瞬間に玄関先が映し出される。出口から遠いベッドで横になり、本を読んでいたから遠目で薄暗い玄関を見た。
あ、誰かいる。「はーい、どちら様?」
宅配の人が小包を持って映っていた。映像を切りつつ思い出す、・・・そうだ。
事務所にあった私の備品を引っ越し先に届くようにしてたっけ。
サインをして荷物を受け取る。
先の片づけで疲れてて、またベッドに戻ることにした。
でも、少しここから様子が違った。
──.ッ.. 「あれ?・・・」
一瞬、画面に何か映っていた気がする。
赤い球体のような・・・?画面は切ったはず。
画面焼けかな? と思い、この時は気にしなかった。
・・・
・・・・・・
30分ほどしてからか。
また本を見て、うつらうつらしていて・・・。
──ピィン... ポーン...
また、チャイムがなった。
何だか間延びした音だ。長めに押しつけ、そして離したような。
"え。あれ・・・!?"
さっきと違い強烈な違和感を覚えた。
何でなのかすぐに分かった。
"ピィン..." の音でもう画面は映っていた。
外のボタンに誰かがまだ触れてないといけない。
なのに誰も映っていなかった・・・!
その状態で 返し、 "...ポーン" が鳴っていた。
越してきたばかり、故障は考えづらい!
モニターに映らない何かが・・・?外の暗さとさっきの事もあり、血の気が引いていく。それでも、ビクビクしつつ玄関まで足を進める。
せめて、せめてドアののぞき穴から視ようと思ったから。意を決して穴から外を覗く・・・
──・・・! 誰かいる!!
丸い視界の先・・・モニターだと見えないなにかがやっぱりいた!
・・・の、だけど。
「菜々~、荷物の下敷きになっへない?
様子見に来はわよー」
キタキツネだった。
傘をさしてのんきに肉まんを咥えている。
外が薄暗く見えづらかったけど、間違いなく彼女だ。
近くに居たからすぐドアを開けてしまった。
「キタキツネ、今来たの?他に誰かいなかった!?」
すかさず聞いてみるが・・・
「うわっ(ゴクン)。今ちょうど来たのよ!?
誰ともすれ違わなかったし、黙って入ろうと思ったけど、やっぱソレ鳴らそうとしたら菜々すぐ出てくるんだもん。あーびっくりしたわ」
彼女は呼び鈴に触りもしなかったらしい。
心細かった私は、何だか安心してキタキツネを早々に招き入れる。寒さではない震えがジンジン止まらなかった。
さっきの出来事を彼女に伝えた。
ツンケンとしているキタキツネも流石に心配したようで、
「そんな怖いなら今日は泊まったげるわ。
・・・勘違いしないでよ、菜々がまた体壊すと色々都合が悪いからね。それと、はい。菜々の分も肉まんあるから・・・食べていいわよ」
と言って、肉まんを分けてくれた。
あんた呼ばわりせず、気配りが上手になった彼女とはこの1年余りでさらに近づけた気がする。少し気持ちが晴れ、この日は静かに過ごした。
ただ、キタキツネは少し部屋が寒いと言っていた。私もお風呂に入っていると、窓から影が見えた気が・・・?
夜キタキツネも、部屋・・・というよりベッドで一緒に寝てくれた。シングルだけど、今日のこともあり狭いスペースへ一緒に潜ってくれたんだ。
私は左側で、彼女は右(壁)側。
懐かしいな、クリスマスケーキを貰いに行った時を思い出す・・・。あの時も私は体調を崩して彼女が看てくれたんだっけか。
じきにウトウトし始め、眠りに落ちた。
┈┈┈┈
──んぅ..ん...
──ん・・・・・・?
しばらくして、どうも目が覚めた。
用を足したい・・・わけではない。目覚ましを見ると、まだ午前3時過ぎ。
月明かりはなく、まだ雨雲が空を覆っている。
──モゾゾ....ゾ..
? 私のお腹の上で何か動いてる。
布団が被さって分からないけど、これで目が覚めたのかな・・・?
寝ぼけていてキタキツネのしっぽかと思った。けど、彼女のしっぽは向こう側に出ている。
・・・意識がはっきりしてきて分かった。
しっぽにしては膨れ方が大きい! それに、私の腰の下にも指先みたいなのが入り込んでいる!!
──ビシィッ! 「うっ!?」
"何かいる!" と思った瞬間、全身に衝撃が走った!
身体が動かない 金縛りにあった!?
「──ぁ...ぁ..!!ィ...ァ....」
何故か声も全く出せない・・・!!
呼吸は無事なようで苦しくはないけど、キタキツネを起こそうとしても身体も言うことを聞かない。
ただ、揺すっても起こせない気がした。
変な感じ、キタキツネは隣にいるんだけど私は別の空間にいるような。
『┈┈...あったかいねお姉さん あは...』
何かが話しかけてきた!
布団を被ったお腹の上から聞こえる。動けないので、何とか目だけをそちらに向ける・・・。
・・・女の子だ 会ったことはない子。
布団の中から顔を出さず、上目遣いに私を見ている。不思議と怖くはなかった。
"サーバル" に似たポシェットを下げている。暗くて曖昧だけど、多分ピンクのワンピース。あとこのポシェット、ここで売っている物ではない。
その女の子は言う。
『┈┈勝手に入ってごめんなさい..。今日こうしてたい、またこの時間にいい事教えてあげるから....。』
宅配便の時か、キタキツネが来たときか。
あるいは赤い球体の時・・・?どこかのタイミングで連れ入ったのか。 "お化けの時間" ではなかったはずだけど・・・。
ただ、怖くない理由も分かった。
この子は悪い子じゃない。儚い感じ・・・寂しいのかも。あろうことか、このままの状態で私の意識は途切れていた。
朝は特に何もなく目が覚めた。
目覚ましがオフになってて寝坊したけど...。
「──べほっも....!!」
っちょ、苦しい!?
キタキツネがしっぽを顔に被せて起こしてきた。
・・・この娘は悪い娘だ、窒息すると思った!
けど、ぼそりと彼女は言う。
「変な夢見た・・・菜々が地面へ消えてく夢。
こう、菜々を起こせて正直よかったわ・・・」
素直だ、キタキツネも不安だったのかな。
女の子はすでにいなかった。まだ何処かにいると思うけど・・・。
当然、これで終わりではなかった。
さらにその日の夜中。
この日は、キタキツネもサーバルも定期検診があって私ひとり。一応、夜中の3時で目覚ましをかけて布団へ。
・・・眠れない。怖くなかったはずなのにね。
──午前3時。
いつの間にか、女の子はこちらを見てテーブルにお座りをしていた。
・・・正直まず思ったのは、怖い
ではなく "お行儀が悪い" だった。
今思うとどうかしているね...。
『┈┈覚えててくれたね..。
じゃあいい事教えてあげ──』
「まさか私に憑きたい、とかじゃないよね?」
金縛りがなく、自由だったから聞いてみる。
『┈┈後でもう一つお願いあるの..。』
・・・会話がどうもかみ合わない。
女の子は言葉を続ける、意味深な内容だった。
『┈┈この先、普通じゃないお客さんがあと二人現れるの..。まず来るのは "真っ黒いお客さん" 、しばらく入口に立ってる。けど、
┈┈絶対に出てはだめ。
もう一人はフレンズの娘。
そのコが来たらソレで声を掛け、"神社" へゆっくり案内してあげて。 " 帰りたがっている" から..。』
ソレって言うのはインターホンかな。
(神社は・・・キタキツネとキンシコウが行ってたあの場所か。)
それよりも・・・
「そんなのどうやって確認するの!?」
この子のようにモニターで見えないなら確認のしようもない。
『┈┈黒いお客さんは見えるしすぐ分かる、出ちゃダメって。いきなり入っては来ないから、すぐにカギを掛けて。
フレンズのコも画面で見えるけど、──・・・
この机に白いお皿を用意して、そこに綺麗なお塩をかけた川原の石を3段重ねにしておくの..。そのコが来たら、2段目の石 "だけ" ズレて落ちる。』
そんなことがあり得るのかと思ったけど、今の状況が状況で納得してしまった。
もう一つ、気になった。
「そのお客さんが来てる間に・・・現実のお客さんが来たらどうなるの?」
『┈┈黒いお客さんは逃げちゃう、それで大丈夫。
でも、フレンズのお客さんは逃げちゃう前に案内してあげて。帰れず一人ぼっちになっちゃう..。』
正直ワケが分からない。
でも、大体すべきこと自体は理解した。この子が教えてくれなかったら、私はきっと黒い客にどうかされちゃうし、フレンズの娘を不幸にするところだったんだ。
そんなの、飼育員として許されない。
・黒客→出ずにカギを掛ける
・フレンズの客→神社へ案内
最後に、目前のインターホンに映らない子はこんなお願いをしてきた。
『┈┈お姉さん今日の夕方、わたしを "公園" まで連れて行ってもらえないかな..。』
聞くと、何故か夕方じゃないと外を出歩けないらしい。でもどうしてあの時はお昼だったのに、インターホンを押せたんだろう。
教えてもらったお礼もあるし、夕方に少し遠いけど公園へ案内することにした。
この公園は少し変わってて、竹林があるの。
──夕方。
歩いてて察した、この子は私にだけ見えるみたい。相変わらず天気が悪く、薄暗い中を歩いた。
着いた時にはもうその子の姿はなく、いつの間にか左手が握られた形になっている。
手中に紙切れ、 "ありがとう" と書いてあった。
──それから大体1カ月後のこと。
お仕事を終え、帰宅した日。
すっかり遅くなりもう21時を回っていた。あの子の言葉は覚えていたけど、疲れてそれどころではなかった。
疲労に負け、大の字になってベッドで意識を落としかけていた時のこと・・・
┈─..・・・ンポォーン
30分くらいしたときだ、音で目が覚めた。
こんな遅くに・・・呼び鈴?
お客さ・・・ ──!!
思い浮かべた言葉と同時に画面を見る。
そして思い出し、分かってしまった。
・・・居る、何かが。
鳴って居るのは当然だけど、黒い姿。
ボサボサに下げた長い髪をした、真っ黒い何か。
何故か、触手のように一つ一つが動いているように見える。全身はコートのような姿だけど、何もかもが影みたいに黒い。顔がみえず鼻部分は見える。
で、目元・・・何これ
両目の部分に眼球がない・・・!
黒い穴が空いて、でもそれがレンズを凝視している!!
「ひうっく!!」
この時の私は本当にこんな声が出た。
息を吸うときに声を上げようとしたから。
でも、でも大丈夫、あの子が言うには出なければイイ。カギを掛けていれ──
...私はさらに青ざめた。
カギを掛けた記憶がない!!
このままだとこれ、入ってくる...?
バレないように動き、閉めないといけない、やらないといけない・・・!
(はぁ..はぁ..)
──スリ... スリ....
──スリ.... スリ...
動悸がするなか吐く息を抑え、足音を立てないようにすり足で廊下を移動する。
この時の自分は、死にながら動いてるんじゃないかと本気で思った。幸い、玄関までは距離が短かくすぐたどり着いた。
音を立てず・・・
──ガチッ!
一気にカギのツマミを倒した!
その瞬間・・・
──ゴガガ ガ ガゴガガ !!!
──ゴンガ ガン ガゴガ!!!!
──ゴガガ ゴガガン ガゴゴ ゴン!!
"ガチャ ガチャ" なんて生易しい音ではない、強烈にドアを引く音が響いてきた!
狂ったようにこじ開けようとしている!!
「ひいっ!やあぁぁぁ──!!」
・・・はっきり言ってどうかなりそうだった。
──ハァ...! ハァ...!!
──....ハァッ!!
急いで部屋に戻って布団に潜り込み、ただ震えてうずくまっていた。
┈┈┈┈
「ぅ...んー...・・・はっ!?」
目が覚めた、・・・朝になっている!?
あの状況で
! 物音がする・・・
「あっ菜々ちゃん目が覚めたんだね!?何処か苦しくない?もう大丈夫だよっ!」
え・・・目の前には担当しているもう一人のフレンズ、サーバルが家にいた。
同僚の飼育員から、私の具合がとても悪そうに見えたので付いててほしいと言われたそう。憑かれた、もとい疲れた影響かな・・・? なんて。
さらに聞いた話だと、サーバルは23時になる前に此処へ来たそうだ。黒いアレとハチあったらしく、サーバルを見た瞬間どこかへ跳んで行ったと言う。
「うぅっ....ぐすっ..ふ、ぁぁ....ぅ」
「菜々ちゃん・・・?」
恥ずかしいから省略するけど、安心した私はサーバルに抱きついて泣いていた。
ひどい顔してたと思うけど、サーバルは静かに受け止めててくれた。
今思えば、連絡するべきだったよね・・・。
それから、女の子の忠告をキタキツネとサーバルにも伝えた。二人とも心配してくれて、しばらく家に居てくれることになった。
私も少しくたびれ、1週間程休みをもらった。飼育員が担当の娘にお世話されるのも・・・たまにはいいかな。
だけど、意外と早くその時は来た。
──4日後、日が落ち始めた16時頃。
ズィーーー.....
キタキツネ達がいる部屋を掃除機かけてる時・・・
「はっ!菜々、掃除機ストップ!!」
いきなりキタキツネに止められた。
聞こえなかったけど、チャイムが鳴っていたらしい。内容は見えないが画面も映っている。
気を引き締めていたけど、まさかこのタイミングとは。
それだけではなかった。
「菜々ちゃん、テーブルの石がっ!」
サーバルにも促される。
女の子に言われた通り、お皿に塩を振った石を3つ重ね、真ん中の石に印を貼っていた。印の石が外側へ飛び、何故か後2つはきちんと重なっている。
(映っている娘がお客・・・──!?)
映った画面をよく確認する。だけど・・・
見てさらに驚いた。キタキツネが口を開く。
「サーバル、あんた友達はいっぱいいるわよね・・・一応聞くけど、この娘も友達なの?」
「自慢じゃないけどっ・・・
でもこれ、この娘は初めて見た!」
私の隣にはサーバルがいる。
なのに向こうにも "サーバル" が映っていた。
┈┈ハァー... ハァー....
┈┈ハァー.. ハァー.....
息を切らし、快晴なのに何故かびしょ濡れ。
・・・息遣いが聞こえる。
俯いているからか、目元は見えない。
「菜々、何してるの早く呼び止めて!」
「(はっ!) 待って貴方、元の場所に帰りたい娘だよね!?」
キタキツネのおかげで言葉が出た!
画面先の娘は去る格好だ・・・危なかった。
インターホン越しに向こうのサーバルへ説明をする。
酷いことはしないこと
帰るための場所へ案内すること
私たちにしかきっと見えないこと
こちらの言葉は伝わっているようだ。
くたびれた様子で身振り手振りをしている。
ただ、どういう訳か喋らない。
苦しそうではないが何か詰らせている・・・?
私の家には入ってこなかった。
一刻も早く帰りたいという動作をしている。
私はキタキツネとサーバルに言う。
「飼育員として、私が責任持って連れて行く」
キタキツネも私らに言い返す。
「 "神社" への道は私が良く知っているわよ!」
サーバルも私らに黙っていない。
「同種として私も放っておけないよっ!」
じっと出来ないと言う意見が一致。
3人で神社まで案内することにした、ふふ。
ただ、この娘・・・。
少女とは反対にモニターでしか見えない。神社へ歩いてる間、私とキタキツネには見えなかった。
私のサーバルも見えてないけど感じるらしく、置いてかないように歩いていた。波長、みたいな?
それから到着し、サーバルによるとこちらにお辞儀をして神社内の木箱に入ったという。
少しして木箱を開けても、もう気配はなかったらしい。あのサーバル、帰れればいいけど・・・。
それから、おかしな客は来なくなった。
何で引越して早々にこんなことになったのか・・・分からないんだけど、インターホンの枠を開けて調べてみたんだ。
中から人の形に切ったお札が2枚出てきた。
誰が入れたのかは分からない。・・・気味が悪い。
それと、インターホンは録画が出来る。
管理センターに持って行き調べてもらった。
幸い・・・
"黒い客" と "あっちのサーバル" は映っていた。
黒い客は、この時分からなかった・・・
後でセルリアンに似ていると分かった。
ただ、私から言わせてもらうと妙なの。
セルリアンって、最低でも目があるはず。
・・・私が見たアレは無かった。穴だった、両目とも。
あっちのサーバルは、別のパークから何らかの形で迷い込んだって聞いた。
同じ存在に会ってはいけないお話を聞いたことがあるけど、どちらのサーバルもあの時は異常なかった。きっとよく似た別のサーバルだろう。
あの女の子は映らず分からなかった。
でも、 "次" 会ったら今度こそ名前くらいは聞こうかな。
┈┈┈
┈┈──
それらの件もあり、キタキツネもサーバルも一層私を気にかけてくれるようになった。
飼育員が、担当の娘に心配されるんじゃまだまだだよね。もっと精進します・・・。
ただ、ちょっぴり心残りが一つ。
アレが本当にセルリアンだったなら・・・今思うと逃がすべきではなかったかもしれない。
カコお姉ちゃん、今日も眠ったまま....。
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