ロボットの君と




いつの日からか分かってしまったの

君の笑顔が作られた物だって


どうせ、私なんかに興味はないのでしょう

わざわざ笑わなくたってその標識くらいは見える

一方通行は進入禁止より弱いんだから


君はロボット 人間だけどロボット


何を聞いても困ったように笑うだけの

孤独で嘘つきな後付けのロボット





最初から分かっていたはずだった

君の笑顔はずっと初期設定のままだって


知りたいのに こんなに知りたいのに

無機質な心が融け出す気配はなくて

繰り返しの返答が出口を凍えさせていく


君はロボット 身勝手が生み出したロボット


何を聞いてもただ笑っているだけの

大量生産の消費型ロボット







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