第8話 宝箱に入っていたのは秘宝でした


「ね、オズヌちゃん、レイニーちゃん、これでどうかしら?」


ようやく着せ替えに満足したエリシエリさんが自信をもって尋ねる。


「あ…ああ、良いんじゃないか?」


「流石エリシエリ様デスね!センスばっちりデスよ!

ワタシ、姿見を持って来マスね。」


僕がおもちゃになっている間にオズヌさんとレイニーさんはさっさとあのお宝たちの【鑑定】を済ませ、軽い軽食を取り、今は優雅にお茶を飲んでいやがりました。


一応、僕も着替えの途中で硬いサンドイッチみたいな軽食をいただきましたけど、何か、きちんと食べた気がしない…!


くそぅ…その干しブドウみたいな干菓子が美味そうだ…!

僕も食べたいぞ…!


「エリシエリ様、これでどうですか?」


僕が茶菓子に秋波を送っている間にレイニーさんがなにやら鏡台のようなものと縦長な壺を持って来る。


「ありがとう、レイニーちゃん。」


だが、その鏡台…あるべき場所に『鏡』が無い。

これでは、ただのわずかに溝のある縦長な木の板がセットされた小さな机である。

ただ、その机部分に壺をセットするような穴が開いている。


「…これ、何ですか?」


「これは『鏡台』って言うのよ~。」


そう言うなり、エリシエリさんは、壺の口を閉じていたコルク栓を開け、その瓶を机の定位置にセットする。


「おおお!?」


すると、その壺の口からスルスルと銀色の液体が立てかけられていた木の板の上に広がり…

あっという間に『鏡』と呼んで差し支えないものが出来あがっていた。


おお!こんな所も異世界感あるなぁ!!

ちょっと感動。


「はい、こんな感じでどうかしら~?」


そこに映し出されていたのは、相変わらず奇麗なエリシエリさんと…

そのエリシエリさんと並んでも全く見劣りしない…見たこともないような美少女が一人。


オパールの遊色効果のような不思議な光を放つグレーの髪と瞳。

透明感のある白磁の肌と華奢な体つきはまるで妖精か人形のよう。

さらには、長いまつげが縁取る憂いを帯びた儚げな瞳。

庇護欲と征服欲、母性と加虐心を同時にそそるようなあどけない顔だち…


「……あれ?」


でも、この位置って…


「…えっ?」


まるで神が丹精込めて作り上げた芸術作品のような肢体が僕の意思でピコピコ動く。


……。


僕の意思で…うごく…だ、と?


えっ?マジで…

もしや、迷宮保管ボディってこの子か!?


昼間はキ〇タマ付いてる事はきちんと確認してるけど…

それでも、服を着せてしまえばガチ美少女だな!このボディ…!


一応、ショートカットではあるものの、耳元とかちょっと長めなのが余計美少女らしさの演出に拍車をかけている。

異世界に来てから、美女やイケメンのオンパレードだったけど、このボディ、相当だぞ!?


うわぁぁぁぁぁぁぁ…この外見に僕の性格が入っちゃってるのかぁぁぁ…!!


もはやこれは事故だ。

いや、むしろ大惨事だ。


見た目は異世界の美少女、中身は日本のおっさん!

こっ…こいつぁ、外見詐欺が凄まじいな!


元の世界での僕は言っては何だが「イケメン」とは程遠い「モブA」ヅラだぞ!?

外見でイジメを受けるほど不細工でも無いけど、クラスの集合写真でどこに居るか分からなくなる程度には地味な顔面。


それが、中島長野と言う男ですよ!?

何か、このボディを作り上げた方(親?)に申し訳が無いような居たたまれない感情が胸の奥で広がる。


だって、魂は僕だよ!?

魂から加齢臭とか腐敗臭とかしてないよね!?


「あら~?気に入らなかったかしら~?」


エリシエリさんの一言で現実に引き戻される。


「えっ!?いや、全然、大好きです!この青い服!

着心地もばっちりだし、サイズも丁度!!

僕の身体はもう、この衣類の為に生まれて来たようなものですッ!」


僕の反応が薄いのをエリシエリさんが心配してくれたので、全力で否定する。


…今の己の外見に驚いていた…とは言えない…


衣類に関して言えば、僕としてはサイズが合っていて、着心地が良ければ…

正直、見た目はどうでも良いと言うか…

そんなに気にしないと言うか…


いや、ぶっちゃけ、この外見なら仮に東京都指定のゴミ袋を服として被っていても一種のモードとして成立しそうだ。


「うふふ。ナガノちゃんったら、大袈裟ねぇ~。」


「でも、冒険者に登録するのでしたら、靴だけはきちんと体に合う物を購入した方が良いデスね。」


「うふふ、そうね~。今の靴は大きくなっちゃったら履けないものね~。」


「まぁ、最低限必要なものは後で揃えるさ。」


「それがいいわね~。」


エリシエリさんも、どうやらこの青っぽい服で納得してくれたようだ。

ふぅ、何とか…衣類と言う名の人類の尊厳を手に入れたぞ!

テッテレー、とか頭の中でファンファーレが鳴り響く。


「よし、だったら、明るいうちに登録に行くか。」


「はーい。」


「また、登録終わったら寄って頂戴。オズヌちゃん、ナガノちゃん。

お夕ご飯たくさん作っておいてあげるから~。

今回の冒険の話を聞かせてね~。」


「ああ。たぶん、リーリスも来るぞ。」


「あらあら~。大変、それじゃ、ごはんをいっぱい用意しなくっちゃ。」


エリシエリさんは料理上手だそうだから、お夕ご飯が楽しみです。

やった、異世界家庭料理だ!!

ダンジョン飯も良いけど、家庭料理も大好物ですよ!




そんな訳で僕たちはエリシエリさんとレイニーさんの『薬屋・鑑定屋』から町に繰り出した。

エリシエリさんが選んでくれた服には、フードみたいな帽子とマントも付いていたので、今の僕は青いテルテル坊主のような姿へとチェンジを遂げている。


「…あれ?レイニーさんもご一緒なんですか?」


「ああ。【鑑定】したアイテムを売却するなら、レイニーに頼んだ方が効率も良いからな。」


「出張サービスなのデスよ。」


なるほど。


「ところで、あの謎のお宝…あれ、結局どんな魔道具だったんですか?」


…ふいっ…


え?どうして二人とも一斉に目をそらすの??


「ちょ!?【鑑定】終わってるんですよね!?

な、何か、触ったりしたらヤバイものだったんですか!?」


「あ、いや…別に…触って呪われるようなモノでは無いデスよ…」


「…?お金にならないような物だったんですか?」


「……いえ、きちんと売る所に売れば…かなり高値が付きマス…」


じゃあ、どうしてそんなに気まずそうなんだ??


「任せた、レイニー。」


「あっ…!ずるいデスよ!オズヌさんっ!!」


「もう一人前の『鑑定士』だろ。」


「っぐ…それは…そうデスけどっ…!」


「『鑑定士』は依頼人に【鑑定】した品が何であるか、伝える義務が有るんだろ?」


「……。」


暫く視線を彷徨わせていたレイニーさんだが、大きく一息つくと鑑定品の詳細を教えてくれた。



まず、あの大・中・小の袋は「時空袋」で間違いないらしい。

この魔道具を手元に置く場合、課税対象となるため、「大」については維持費がかかり過ぎるので、手放した方が良いらしい。


「小」は冒険者の装備として考えると少々物足りないが、維持費も安く、一般市民の需要が多い。

まぁ、個人として使っても構わないが、売り払って今後の装備資金に変えても問題ないらしい。


「中」は売り払わず、そのまま所持し、僕のアイテム入れとして活用するのが良いとのこと。

おー…オズヌさんを回復する前に破いて僕の服にしてしまわなくてよかったぜ…


次に、あの本や研究資料は見たとおりの品だ。

中でも重要らしい研究書は魔術書になっているようだ。

内容については、レイニーさんとエリシエリさんで補修・復元・解読を試みるらしい。


次に、僕のボディが保管されていた魔法薬。

あれは、もう少し調査しないと良く分からないらしく、一旦、レイニーさん達が保管して調べるとの事。


と、まぁ、ココまでは良かった。


「じゃあ、あの、僕が開けちゃったあの蛇の入れ物は?」


「あー…ナガノ君に言っても…理解できるのか分からないデスけど…」


何でそんなに言いにくそうなんだ?


「…まぁ、一応魔道具デスけど…あの、あれデスね。

大人のおもちゃデスよ。」



察した。



ええ、ゼロコンマ一秒で察しましたよ。

あー、はいはい、アダルトグッズ…の、魔道具…ね……。


そりゃ、その内容を子供から聞かれたら目も逸らしたくなるわな!!!

それが、あんなにゴロゴロ…と。


「…あのフルフェイスヘルメットも?」


「ああ、あれは呪われてマス。ぶち壊しマシた。」


マジか。

被ってみなくてよかったな。


「どんな呪いだったんですか?」


「…大人のおもちゃを体の中に押し込んで欲しくてたまらなくなる呪いデス。」


本ッッッ当ォォォに被ってみなくてよかったなァァァァッ!!!


え?

もしかして、ほとんど全部ソッチ系のアイテムなの?


「何か、色々あった腕輪とかピアスとかネックレスとかは?」


「…呪いほど危険ではないデスが、特定の部位の感覚を鋭敏にしたり…

体力というか気力と言うか精力と言うかを滾らせたりする効果がありマスね…」


「真珠とか金貨みたいなのは流石に…」


「…えーと…その、調教…いや、新たな世界の扉を開くための教育用の魔道具…デスかね?」


「あの黒い杖みたいな物も?」


「黒い杖…?鞭の事デスか?」


「……。」


「……。」



はい!

ワタクシ、中島長野は、異世界でも変態さんがめいっぱい元気に活動しております事を今ここに宣言いたします!!!!


そんなもん!

後生大事に!!

宝箱になんか!!

入れて!!

置くなよッ!!!


しかも、無駄に装飾に凝りやがって!!

なんだよあそこ、研究施設じゃなくて秘宝館かよ!


一瞬でも装備したら~とか考えた過去の己をどつきたい。

偉大なインカ・マヤ文明に謝れ!!


ごめんなさいッ!!!


「…結局のところ、売ればいいお金になるんですよね?」


「そうデスよ。こう言うおもちゃを好んで集める貴族は多いデスから。」


よっし、売り払おう。


速やか且つ迅速に。

ちなみに、今回は結構特殊な品目なうえに、購買層はほぼ貴族に限定されるため売却手続きはレイニーさんにお任せである。


何か、悪いな。

…ヨゴレ仕事を押し付けちゃったみたいで…


「悪いな、レイニー。」


「いいえ。まぁ、出張料金と売り上げの5%は鑑定料としていただきマスから。」


「おう、いくらくらいになりそうだ?」


「そうデスね~…最低でも20ハルクくらいデスね…もしかしたら、もう少し上かもしれないデスが…。」


「ま、魔道具ならそんなもんか。」


こちらの世界の通貨単位である1ハルク=元の世界では約100万円だ。

とはいえ、この「ハルク」と言う単位はほとんどが貴族間のやり取りや魔道具売買の金額単位で一般庶民が使う事は稀。


食料品等の生活必需品は、「ハルク」ではなく「ゴン」と言う単位を使っている。

1ハルク=100万ゴンなので、一般庶民の感覚だと1ハルク有れば3~4か月は遊んで暮らせるだろう。


しかし、魔道具を買おうと思ったら、話は変わる。

どんな簡単そうな品でも、最低1ハルクからスタート

…と言う世界なので20ハルクは決して多い金額ではない。


オズヌさんが持っている

「一度変身して人間の姿に戻った時に元に戻る衣類」

「時空袋」×2種類

「ポータブルトイレ」

「結界用の紐」

「簡易鑑定用コイン」だけでも多分30ハルクは優に超えているそうだ。


そんな会話を交わしつつ、僕たちは町の中でも中心に当たる部分に到着した。

ここで、レイニーさんとは一旦お別れ。


オズヌさんの時空袋を抱えて大きな商店のような扉を潜るレイニーさんを見送り、僕たちはさらに大きな建物が密集している方へ進んでゆく。


そこは、円形の芝生広場を中心に、役場や寺院、大きな店舗が立ち並んでおり、多くの人で賑わっている。特に元の世界と比べると子供が多い。


それに元の世界とは違って人間だけの賑わいではない。

人口密度が地面だけじゃなくて、空中にも散布されてる、とでも言うのだろうか。


背中から鳥のような羽の生えたおじさんが空を飛んで地面と3Fの窓を何往復もしながら荷物を運んでいたり、

昆虫のような甲殻類の手足のお兄さんがヒビの入った壁をするする登り、漆喰のようなものを塗って壁の補修をしていたり、

魚人…マンボウに手足が生えたような人が寺院らしき建物でお祈りを捧げていたり…


うわー、これ、この広場で行きかう人々を見ているだけで一日潰せるぞ。


確かに、あの異世界転生課のお姉さんが言っていたとおり、町の中心部は疫病や汚物の雰囲気も無く…

多少、道の脇にゴミは散らかってるけど…中世ヨーロッパ風の現代テーマパークみたいだ。


まろやか万歳。


おのぼりさんを極めるべくキョロキョロしていた僕をオズヌさんが引っ張って、広場から面した建物の中でも一番大きなところに入る。


そこは洋書が壁一面を覆うヨーロッパの図書館と銀行が融合したような不思議な施設だった。

扉も天井もめっちゃ高いなー、と思っていたら、中に身長3メートルくらいの巨人の事務員さんが複数人居たでござる。


何でも、巨人族の方って大部分が【通訳】という意思疎通がスムーズになる祝福ギフト持ちの上に、結構事務処理に長けている方が多いらしく、だいたい、どこの町のお役所やお城でも働いているんだとか。


逆に言えば、そのため、どこの町でも『役所やお城と言えば大きな建物』と言うのがデフォらしい。


そんな訳で、その巨人族の事務員さんにお願いして住民登録をした訳だ。

さて、先程から何度も出ているこの「住民登録」。


どんなシステムかと言うと、何か、いろいろ細かく説明受けたんだけど…

ぶっちゃけ、ややこしいです。


もとい、お役所って異世界でもお役所なんだなー、と実感できる仕事ぶりを味わわせていただきました。

内容説明をまとめるとざくっとこんな感じ。


・登録時に料金(税金)がかかる。


・料金は「一般市民」「上級市民」「貴族」で金額が異なる。冒険者をやるなら「一般市民」で十分。


・効力は登録から1年間。初年度以降は登録料金を複数年分支払う事で効力を伸ばす事も可能。


・登録すると、生命・財産の保証、町の中での商業活動、就職、一部の宿屋への宿泊、医療、福祉等のサービスを受けられるようになる。


・登録期間が切れていると上のサービスを受けられない。


・仮に切れてしまっていても、切れていた期間分の料金(税金)を払えばまた公共サービスが受けられるようになる。


・登録さえしてしまえば、例え実年齢はいくつであっても「成人」として認められる。


・登録証の再発行には結構な手数料がかかるので無くさないように。


・登録すると「アルティス王国」の国民となる。


他にも一応、結婚するときはうんぬんかんぬんとか、

子供が生まれたらどうこう…とか色々一気に聞かされたけど、今の僕に必要そうな所はこの辺りだろう。

あ、流石に1回聞かされただけで完全に理解できる人は少ないみたいで、説明用小冊子みたいなものをいただきました。


…と、まぁ、特筆すべきは…

もはや、メリット以前に登録しないデメリットがキツすぎる点!


生命・財産が保証されないって…怖ッ…!


それに、亜人は種族が変わると外見から実年齢を判断することが難しくなるので、登録料を稼ぎ出せる=『一人前』と認定される面もあるんだとか。


個人的には助かるかな。

元の世界では普通に社会人だったし。


そんな訳で、サクッと「住民登録」を終わらせ、そのまま「冒険者登録」も済ませちゃいました。


「冒険者登録」の方は特段ややこしいことは無く、受付前の白い石板に触れて、石板の色が青に変わればOK…と言う謎なテストを受けただけでした。


一応、これは、前科がある人が触れると赤く染まるんだとか。

もちろん、そこは一発クリアですよ。

元の世界含めても前科なんて無いし。


本当は、その後「冒険者」としての説明があるはずだったんだけど、現役冒険者であるオズヌさんとパーティーを組むと伝えた瞬間、詳細な説明を端折られました。


こっちの世界でも仕事の無駄を省くことに全力で前向きなお役所さんです。


「まぁ、詳細は俺がおいおい説明するさ。」


「お願いします。」


「あ、冒険者証と住民登録証は無くさないようにネックレスかブレスレットに加工してもらった方が良いな。」


そう言うと、オズヌさんは胸元から銀色の板が2枚と変身時に服が吸い込まれた緑色の宝石を付けたネックレスを見せてくれた。

何か、アメリカ軍とかが付けてるドックタグみたいだな。


「よし、これで事務的な手続きは済んだし…クエストの報告とナガノの装備品を買い揃えに行くか。」


「…クエストの報告?」


「ナガノと出会ったのは18番遺跡のダンジョンから脇へ逸れた隠し部屋だったからな。

一応、18番遺跡攻略の依頼品を冒険者事務所に報告しないとな。」


どうやらオズヌさん達のパーティはその18番ダンジョンをクリアした帰りに僕の所を見つけたらしい。


「あ、だから、荷物を全部レイニーさんに渡さなかったんですね。」


確かに、オズヌさんはいつもの時空袋とは違う袋…

あ、これ、あの秘宝館の宝箱にあった袋の中サイズだ。


「ああ、ここで処分しておきたいヤツだけレイニーに渡してある。こっちは依頼品さ。」


オズヌさんがにっと不敵に笑って、袋をポンポン叩く。


依頼品って言うと、アレか?

よくゲームとかでクエストで「〇〇を倒して欲しい」とか「〇〇を持ってきてほしい」とか…何かそんな感じで、それを達成すると依頼料が貰える…みたいな。


オズヌさんに確認したら、その認識で基本的に間違っていないらしい。


ごく稀に「指名依頼」と言う冒険者個人やパーティを指定してくる依頼もあるらしいが、そんな物はこの町中でも有名になるような凄腕でない限り縁がないそうだ。


「依頼が張り出されていたり、報告したりする事務所はこっちだ。」


オズヌさんについて、一旦屋外の広場に出る。



だが、扉の外にはトラブルが居座っていた。

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