達頭(たるどう)

達頭たるどう、およそ少女には似つかわしくない名前を付けたのは「少女」

の「両親」である


達頭たるどうとは、なんか昔の偉い人らしい、だからそれからとった


ーー達頭たるどうは、「両親」《それ》を「親」と思えなかった

「化け物」《あくま》だとおもっていた


人間ひとは「化け物」《あくま》しか、知らなかった


だが、これはなんだ――この人はなんだ、、、、なんなのだ自分が怒っても、警戒してもたたきもしない、、、それどころか、少し諫め、、ご飯もくれる


この人はーーー「桟」《バカ》は、達頭にとって、初めての「人間」《ひと》であった

「おはよう、ママ《ははじゃ》」「ママ」《ははじゃ、⁈》

「だめですか」-うるうるした、上目遣い

「いいよ、私がママ《ははじゃ》ね」

ーーーー少女の心は開かれたのである《オープンマイ💛》

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