第15話 女神様のチュートリアルその②
ヴィアンテ様は「コホン」と一つ咳払いをすると、学校の先生のような調子で説明を始めた。
「まず、今のラマニアの状態について説明しよう。この状態は『
「練習後の、筋肉疲労みたいな事ですか?」
「左様。この『
「そ、そうだったのか!」
「それはラマニアだけでは無いぞ。お主、鎮火の勇者も同様だ。門の
そこは俺も思っていた。
あんなにたくさん出た事もそうだが、そのわりに俺は意識を失うまではならなかった。
「お主の場合はさっきので三回目の『
そうか、今の俺とラマニアの違いはその差だったのか。
「今回のような、勇者の塔と聖女の門の
「なるほど。一つ質問なんですけど、さっきの『
「うむ、良い質問だ。あの激しいピストン運動こそ、『
「そ、そんな効果が………」
「そして門の
一瞬、頭の中に「?」マークが浮かんだが、すぐに理解できた。
「そうか!
「その通り。鎮火の勇者と門の
今まで俺は『
けど、その裏にはそんな深い意味があったのか。
今の話を聞き、ようやく俺はこの世界でやるべき事を正しく理解できたと思う。
そう、言うなればこれは『
よくある異世界モノの話の場合は、RPGゲームのように
対してこの世界では、鎮火の勇者である俺が、門の
この世界へ召喚されて約四日、俺は自分のすべき事をしっかりと認識し、改めて決意を胸に刻みつけるのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます