霧島連山・高千穂峰で死にそうになった件(番外編)

こちらの10編にもおよぶ記録にお付き合いくださった方々、ありがとうございました。


このあと、なんとか熊本県に乗り込み、残念ながらくまモン本体には会えなかったものの、最終日に福岡ではちゃんと夫のM夫くんと合流できて、M夫くんの姿を見るなり涙があふれました(笑)。驚くM夫くんに「死にそうになった件」を話したら、ヨシヨシしてくれました。

本当に、心身ともに皆さんの支えで生き延びております(涙)。


命の恩人の木村さんとは、その後も年賀状のやり取りをしてることは書きましたが、もう一つ、私がお礼の品を送ったら、ていねいなお手紙と、なんと「天の逆鉾」の絵を描いて額に入れたものを送ってくれました。


「頂上では、疲れてて時間もなかったから、天の逆鉾を満足いくほどじっくり見られなかったでしょうから」

と、書いてありました。


なんていい人なのでしょう〜!!

高千穂峰は神話の山です。私にとって木村さんは、神様がおくってくれた巡り合わせだったのかもしれません(彼にとっては大迷惑だったかもしれませんが)。

その絵は、今でもピアノの上に飾ってあります。


木村さんは、この時は早期退職したばかりで趣味の山登りに行きまくっていたから一人行動が多かったということらしく、その後は奥様といっしょに旅行や簡単な山へ行くようになってるようです。


それから、その後の私の尾てい骨は、何カ月も痛み続けました。私は肋骨のヒビもやったことがあるのだけど、肋骨も尾てい骨も同じで、取り立ててギプスなどで固定する場所じゃないため、ただ自然に治るのを待つばかりなのです。


山登りのあとの定番のむくみ、筋肉痛は、その日の夜にドラッグストアで湿布を買って貼ったり、温泉につかったり、できるだけのケアをし、何日かで治ったと思います。


今回の話の「素人の無謀な登山の大変さ」は、これまでは、友だちとの程度の話ではなかなかわかってもらえず、ちょっとさびしかったのです(笑)。

読んでくださった方はわかると思うのですが、登山って、実際、読んでてもあまりメリハリのない地味で地道な行程の積み重ねなのだとあらためて思いました。と同時に、だからこそ、「じっくりと書く」ということでしか大変さは伝わらないのかな、と感じた次第です。

書けてよかったです。この場に感謝です。


また、今回の10編は、実は、近々書こうと思っている「屋久島縄文杉ツアー」との比較のために書いておいたという側面もあります。

もし気が向いたら、そちらもお読みいただければ幸いです!(例によって、いつになるかは。。。)

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