応援コメント

12.ヴィルヘルム ―盟約暦1006年、冬、第9週―」への応援コメント

  • 第九章を読み終わりました。

    各話が比較的短いこともあって――いや、違うな……作者がかけていた圧力が少し緩んだせいで、かなり読みやすかったです。

    「いいかげん起きろよ」と、ちょっとイライラしてきたランスベルもやっと目覚めました。この「12 ヴィルヘルム」では、久しぶりに「希望」を暗示させています。
    何しろ主要な登場人物の多くが〝ろくな死に方をしないだろう〟という予感がひしひしとする本作です。少しでも未来を向いてくれる人物は、読む側としても縋りつきたくなります。
    ヒルダとマイラは大丈夫な気がします。ギャレットとトーニオは、生き残れさえしたら、前を向いて生きてくれそうな気がします。
    盟約三人組は……主人公もいるというのに、あんまりいい予感がしません(笑)

    いろいろドキドキしながら次の章に進みたいと思います。
    あと三章〝しか〟ない――というのが切ないです。
    面白い物語は永遠に終わってほしくありません。

    作者からの返信

    感想、応援ありがとうございます。

    言われてみれば確かに、皆が最終決戦に向かっていく中で生存したまま「いち抜けた」してますね……。

    登場人物全員に死亡フラグが立ってるような状態ですが、ひとまず10章はランスベルの冒険が続き、11章「王都の戦い」の序盤以降はエピローグまで短めのエピソードが続くのでスピード感もあると思います。

    ここまで来たら是非最後まで見届けていただけたらと思います。
    よろしくお願いします。