応援コメント

10.ステンタール ―盟約暦1006年、秋、第12週―」への応援コメント


  • 編集済

    第六章を読み終わりました。
    前章までほぼ絶賛してきたのですが、この章はバランスが悪すぎです。

    物語としては激動しているのですが、陰鬱な話の連続で、登場人物の思考も一斉にネガティブな方向に向かっています(そのせいなのか、ブランの行動やアデリンとの関係、アリッサの崩壊など、先が読みやすかったです)。
    なまじ作者の力量が優れているために、全力で負の方向に向かわれると容赦がなさすぎて、読後の疲労感が半端ないです。ここまで救いのない話を並べ立てなくてもいいじゃないか……と泣きが入ってしまいます。
    もう少しポジティブな話を織り交ぜてバランスを取った方がよかったのではないかと思います。

    いろいろ文句を言いましたが、これでちゃんと「面白い」のですから、なんかもう悔しいです(笑)。
    ※指摘するような表現はありませんでした。こっちもさすがです。

    作者からの返信

    感想、応援ありがとうございます。

    第六章は本作における谷底ですね。執筆中に新しい展開を思い付くこともありますが、ここの展開は最初から確定路線で書いていますので予定通りのバッドエンドです。

    執筆中は「あー、ここに来てしまったかー」と我ながらしんどい思いをして書き、書き終えてからは「ここで読むの止めちゃう人いるかも……」と不安にもなりました。バラけさせるか、展開変えるかで色々迷って、結局はそのままになりました。

    七章以降はこれまで主人公になっていない人たちの話も出てきて新しい視点が増えるので、少しは気分転換になる……といいなぁ、と思います。

    どうぞ引き続きよろしくお願いします。