大学にファンタジーを。そしてミステリもひと匙。

面白かった。
優秀な及川さんの横で、上手くいかない実験を繰り返す自分。どこにだってある光景。だったはずなのに。

明らかになる研究室の陰謀。
そして、思いもしないことが起こる……。

ほんと面白かったですよ。
ファンタジーなのにミステリ要素もあって、うまく溶け合ってる。短編なのにすごく話がしっかりしてて、切ない気持ちとドキドキが同時に楽しめる名作です。

まあ、大学の描写がリアルすぎて、理系大学生の心を抉ってくるという副作用もあるけど、ね。

みんな読んでね。