一見ふつうの日常に潜む怪を不穏で包むような

淡々と進んでいく日常にまざりこんだ主人公にとっての普通は、周囲にとっては普通じゃない。
そういう他人との差異だとか、人のささいな悪意だとか、異種族との違いだとか、静かに浮き彫りにされる感じがリアリティがあって怖かったです。
読みやすい短編だからこそぐいぐい進めてしまって、あとからゾッとしました。

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