本格新伝綺小説!狂気的なストーリーを見てください

主人公の木徳直人は拘束された状態で地面に転がっていた。
それが悪夢の始まり。
普段はクラスメイトであるはずの黒川に今、殺されようとしていた。
冒頭からサスペンススリラーのような殺人鬼との緊張感のある会話。
脱出のために策を巡らせる主人公。
この時点で面白いことは確実です。
殺人鬼との会話は脈絡がなく、不安定な石の上に立っているかのようで。
しかしこの脱出劇は序章に過ぎません。
彼女、ミズチの言葉から語られるのは魔術の存在。
こう聞くと某有名新伝綺小説を思い返す方もいるかもしれません。
しかし魔術や殺そうとも思っただけで殺せてしまうこと、使い魔、牢屋のような真っ黒な場所など過激な設定が独自性を生み出しています。
どうやらこれから様々な世界の敵と戦っていくようです。
ケレン味のある世界観やストーリーを楽しみたい方は読んでみてはいかがでしょうか。

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