第23話 魔女の夢

 悪役令嬢ガブリエルはとある城の中にいるようだ。長い廊下を歩いている。けれども、なかなか部屋のドアが見つからない。

 すると、一人の女性が立っている。どうやらまだ若いようだ。表情はない。着ている服は黒のドレスである。

「私はガブリエル、ここはどこなの?」

 しかし、その女性は何も言わない。

 ガブリエルは黒のドレスを着ている女性に近づいた。

「私は……」

 その女性はそう言った。

「え? なんて?」

 ガブリエルは聞き返した。

「私は王族の一人。ガブリエル、あなたなら出来るはず」

 女性の発言は謎があった。

「どういうわけ? どうしたらいいの?」

 ガブリエルは質問した。

「私はどうしようも出来なかった」

 黒のドレスを着ている女性がフッと消え、ガブリエルはそこで目を覚ました。

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