第2話~困った~

レミア 身長150cm 実年齢150歳 外見人間年齢15歳 2本の角と背中に羽、尻尾が生えたデーモン。


ここ100年程引き篭もり生活で外の事はまったく分からない。


特に難しい事を考えない不思議ちゃんな少女。


ちなみに魔力だけは3姉妹No.1


人間の姿は角、羽、尻尾が無いだけ。



やよい 身長180cm 魔界のオカマスナック「ニッチョメ」のママ


見た目は普通のマミー。


魔王のつけを回収に来た時にレミアと知り合い、お店が暇だしたまには人間のいい男と・・むふふ・・と同行する事になった。


とにかく「カッコイイ男」が大好きな心は乙女ちっくなキングマミー。


人間の姿は自分好みの男。



カカラ 身長140cm 外見人間年齢15歳 見た目は普通の人間。


魔王の神殿に忍び込み悪さをしてたところを捕まり魔力を封印されてしまった魔女。


封印時はよく寝てる事が多い。


封印が解かれると 身長160cm 外見人間年齢18歳 ナイスバディのダークエルフ。


封印解除の時間(1日1回3分)が限られているがその間は最上位魔法まで唱えられる。


長い地下生活でストレス爆発寸前、今回は地下から開放とマジックアイテム回収後に自由の身にする事を条件に参加、完全な封印解除をする為にレミア+マジックアイテムの力が必要。


人間の姿はそのまま。


そのままの姿だと目立つレミアとやよいは常時人間に変身できるシェイプチェンジの腕輪を付け1人目の勇者を探すべき夕方に近くの町に来ていた。


「多分、勇者達はここを拠点にしていたはずなので、まずはこの町から手分けして情報を集めよう」


レミアが魔王から貰った紙を見ながら言うとそれぞれが別行動になった。


「いい男いるかしら」


とやよいちゃんはあっという間にその場からいなくなってしまった。


「眠い・・」


とカカラはフラフラと歩きだした。


レミアは「冒険者の情報はまずは酒場から」と酒場を探して歩き出した。


レミアが酒場に入ると直ぐに酒場の主につまみ出され、その後も何件かの酒場に入るが同じ様に追い出されてしまった。


レミアはカバンから「冒険者の基本」と書かれた本を取り出し読み出した。


「おかしい・・情報はまず酒場へ行けと書いてあるのに・・困った」


レミアがブツブツ言っていると後ろからやっと追いついたカカラが


「レミア・・見た目に問題が・・酒場は大人の行く所で・・人間の社会では18歳以上じゃないと酒場には入れないし」


それを聞いたレミアは困った顔をしながら。


「レミアはもう150歳だけど?」


「いや、魔界年齢じゃなくて人間年齢で」


レミアとカカラがそんな話をしているとやよちゃんが戻って来た。


「レミア、勇者達は確かにここにいたそうよ、しかもイケ面揃いだってー早く会いたいわー」


やよいが目をハートにしているとカカラが


「それで勇者達の行方は?」


カカラが突っ込むとやよいちゃんはしまったとばかりに。


「あ・・聞き忘れた・・けど1人はこの町から北に行った町で領主になっているらしいって」


「じゃーまずはそこの町に行ってみましょう」


カカラがそう言うとレミアが本を見ながら


「このまま移動すると北の町に着くのは明日の朝・・夜はモンスターが出て危ないって」


レミアがそう言うとカカラが


「宿取る?お金は?ちなみにお腹減ってきたけど・・」


カカラがそう言うとレミアは袋から通貨を出して2人に見せた。


「お小遣い貯めたのを持ってきたんだよ」


「レミア・・それって魔界の通過だよね・・ここは人間の世界だから使えない」


そう言われたレミアは涙目で。


「えー使えないの?困った・・夜道でモンスター怖いけど行くしかないのか」


カカラは「怖いんかい」と突っ込みたかったが止めた。


かくしてレミア一行は北の町に向け夜の道を歩き出し予定通りに翌朝には到着した。


途中に現れたモンスター達を普通に倒しながら・・・。


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