あとがき

 みなさま、こんにちは。くあらです。


 鴉シリーズの二作目「寂しがり屋の夢魔と薄藍の小鳥」を最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

 リトとラァラちゃんの物語を見守ってくれてとても嬉しいです。


 初っ端からルティちゃんにフラれていたリト氏ですが、ようやく落ちつけるところに落ち着けて私も一安心です。


 この作品は今から十年ほど前に友人のはとり様と共に書き上げました。

 まだキャラクターを掴めていなかったので、カミル様やライズくんなどの台詞などははとり様が監修してくださっています。

 あの頃の若気の至りと言いますか。なにせ当時のハイテンションで書き上げたので、蔵出ししようか色々と迷いました。


 まあ、せっかく書いたのだから手直しして出そうということで、結局はリライトしつつ出したのですけど。

 読んでくださっている方もいらっしゃって、とても嬉しいです。ありがとうございます!


 さて、こうしてレイゼル氏も開発部に落ち着いて(?)一件落着のように見えますが、実はまだ続きます!

 鴉シリーズは三作品ありまして、次回作がラストです。


 タイトルは「迷子の夢魔の青き守護獣」。

 まだ最後まで書ききっていないのでどのくらいの文字数になるのか分からないのですが、今までで最大のボリュームになります。




 平穏な生活を送っていたある日、リトは後見人のセリオに呼び出される。


「気をつけなさい、リト。あいつが、エルディスが戻ってきているぞ」


 彼の口から出たその名前は、魔法道具マジックツール開発部前所長。そして、何百年も前にリトを捨てた父親の名前だった。

 顔すら覚えていない父をリトが受け入れるはずもなく拒絶するのだが……。


「どうせ忘れているのなら、いっそ全部忘れてしまえばいいと思わないかい」


 父の張った罠にまんまとかかり、リトはエルディスに魔法をかけられてしまう。

 それは【忘却フォーゲット・セルフ】という、今まで紡いできたたくさんの友人たちとの絆を断ち切る魔法だった。 




 ——と、いうような内容です。


 作品を仕上げて、できるだけ早く公開していきたいと思います。

 そして、この作品はなんとオールスター総出演なのです!

 一作目で出てきたロッシェさんやルベルちゃん、そしてルゥイさんまで出てきます。お楽しみにしていただけたら嬉しいです!

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