Vエースno10

真面軽 永遠

S0 始まりは突然

一年生の夏休みの八月のある日。

天候は快晴。外でスポーツをするには最適だ。

その日。俺、高梨 流矢は高校サッカーの全国大会で優勝した。


早くも夏休みが終わり、九月一日になり二学期が始まった。その日から全国優勝の話は絶えなかった。すれ違う度に、

「見て高梨くんだ!一年で全国優勝に導いたなんてすごいわ〜!」

「高梨!俺たち友達だろ!今後も仲良くしようぜ!」

などの言葉ばかり。

よほど有名人と関わりたいらしい。


自己紹介が遅れた。

俺は、蒼栄学園の一年生サッカー部所属の

高梨流矢。小学生の頃からサッカー一筋。

ずっとサッカーばかりやってきたので運動神経は良い。でも、スポーツ以外はカナヅチ。しかしサッカーだけは、日本でも五本指に入る程ではある。


そんな俺に二学期初日一通の送り主不明の

メールが届いた。


「違う視点でのサッカーをしてみないか?してみたいのならば、このアプリケーションを下記のリンクからインストールしろ。」


気になった俺は家に帰り、軽はずみな気分でインストールした。しかし、

この一文が俺を現実から新世界へと導いた。


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