第47話 矢

それから携帯電話を買い店を出た、保護者の同意書などは天使の粉で誤魔化した、天使の迷わせの粉の使用中は相手の記憶を消し、会話で相手を動かす事が出来る


だがリスクがある対象は身近な人間ほど使うと記憶の誤差を感じる、記憶を消すと有るが実際は脳に見た光景は焼き付いているだが思い出せなくしているだけだ、後で使用した天使の粉は記憶などを正常に機能する要に戻す天使の粉だ


基本使用禁止の理由は人間に天使だと基本バレてはいけないルールが有る、使用回数が多くなると記憶の誤差に気づく恐れがあるからだ、そして天使が悪用を防ぐため、同意書など人間界で暮らす為に必要な所でのみ使用化とルールがある


「良いのが買えました」


アクルはニコニコ顔で蒼南に言葉を述べた


「良かったね、アクルちゃん」


「はい!」


「もう、16時か、アクルちゃんはこの後どうするの」


「そうですね、今泊まっている咲樹さんの家に帰らないと」


「ん?親戚の家」


「いえ、同じ学校に入学する、お友達の家なんです」


「そうなんだ、元々日本に住んでたの」


「いえ、寮の見学しに行ったときに、咲樹さんに会ってお友達に成りました」


「ん、じゃあ同じ第一寮の人」


「はい」


「そうなんだ」


ん、これは、アクルちゃんは天然だしその人も変な、いや個性的な人かな


蒼南は再び疑問が出てきた、あの学校の第一寮の噂に


アクルは蒼南話ながら歩いていた、途中で携帯電話の番号とrainを交換した、蒼南の家の近くでアクルは蒼南と途中で別れ、帰り道を一人で帰っていた


「空が綺麗ですね~」


アクルは夕焼けを見ながら歩道を歩いていた


「ん?」


アクルは音がしたの懐中時計鞄から出した


「通信、えっと」


アクルは回りを見ながら物影に隠れ懐中時計の蓋を開いた、すると音が聞こえ始めた


「アクル元気」


すると女性の声が聞こえた


「はい、レイヤ様もお元気ですか」


「えぇ、元気よ」


「それでご用は」


アクルは緊張した声で言葉を述べた


「アクルにそろそろ渡しておこうと思ってね」


レイヤはうきうきした声で言葉を述べた


「なにをですか?」


アクルは不思議そうに言葉を返し述べた


「待ってね、あぁ、これこれ、天使の弓と矢よ」


「あの、声だけなのでわからないんですが、弓と矢なんですね」


アクルは困り顔で言葉を述べた


「えぇ、そうよ、今ね、リートが届けに行ってるは」


「え、リートくんが来てるんですか」


「えぇ、あの子、貴女の事好きだものねぇ」


「リートくんは可愛い弟見たいな子ですから」


アクルは明るい声で言葉を述べた


「あら、リートが可哀想」


「なにか言いました」


アクルには聞こえず聞き返した


「いいえ、アクル色々有ると思うけど頑張りなさい」


「はい」


「死なないでね」


レイヤは明るい声で言葉を述べた


「え」


「なに、アクルどうしたの」


「えーと、今死んだと」


アクルは恐る恐る言葉を返した


「アクルは知りませんでしたね、前にね人間界に試練に行った子がね、通り魔に刺されて死んだの、それを防ぐ矢を渡そうと思ってね」


「人間界はそんなに危ないのですか」


「場所に依るは、ほら天使の私達は人間界に降りるときは弱く成り人間より少し頑丈に成るだけだから、運が悪いと巻き込まれて死んじゃうの、その為の矢よ、それで自分の身を守りなさい、まあ、使うことは無いでしょうけど、フフ」


レイヤは最後の方は声が明るく言葉を述べた


「そうですね、皆さん好い人ですし」


アクルは明るい声で言葉を返した


「そうね、アクル、リートから受け取りなさいね、一様だけどね、通信切るわね」


「はい、レイヤ様もお元気で」


「えぇ」


レイヤの言葉を最後に通信が切れた、アクルは隠れて居た場所から出て、咲樹の家に向かった


「どんな矢何だろ、あ、いけない早く帰らないと」


アクルは走って帰っていった

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