第14話 曇りの無い瞳

咲樹は疲労が溜まっているのか、見学していた部屋のベッドの上で伸びていた、一方アクルは下の人に話しかけていた


「あの、どうして四つん這いに移動しているのですか」


アクルは穢れの無い瞳で下の人に聞いていた


「趣味です」


下の人は嬉しそうに答えた


(趣味?・・・あぁ、そうゆうことですね)


「お馬さんに憧れて要るのですね、生まれ変われたらお馬さんに慣れれば良いですね」


アクルは笑顔で言葉を曇りの無い瞳で延べた


「え・・いや・・・ちが・・・・・そうですね」


下の人は曇りの無い瞳で言われたことに戸惑いながら応えた、偽りを、そして心にチクリと痛みを何故か感じてしまった


「神さまにお願いしましょうね」


アクルは純粋に言葉述べた、相手の気持ちも覚らずに


(今度、神様にお伝えしなければ、この人の願いを聞き届けてください)


アクルは神に勝手に誤解をして祈っていた、この方を生まれ変わったら馬にしてくださいと


「・・・・・・・はい」


下の人はいたたまれない気分でいた、だが、アクルが神に祈りを捧げられてることにも気づかず、彼の死後の未来は馬になるかも知れない事になっているとも知らずに


「早く行きましょう、今日は用があったでしょさぁ早く行きましょう」


下の人は早くここを離れたくて仕方ない、そうアクルが苦手なのだ、曇りの無い瞳で見られたくない思いでいた 、まるで自分が穢れている思いにかられた、もうあの瞳で見てほしくない、と思いが膨らみ出しでいた


「あら、貴方いつもいつも、見られたくて堪らないとかじゃあないの、どうしたの、あの子に見られるのが恥ずかしいの、それとももしかして、純粋な目で見られたくないの~、ねぇ答えなさいどうなの」


上の人は楽しそうに、微笑みを浮かべて、下の人をいたぶり出した、そう、それはそれは楽しそうに


「お止めください、今は、今は、部屋でお願いします、ですから今は」


「そんなにこの子が苦手~、フフフこれから楽しくなりそうね」


下の人は泣いていた、上の人は楽しそうに笑っていた、咲樹は横目で嫌なものを見る目をしていた、更に新な快感を覚える下の人は今は駄目だと葛藤していた


「あの、なぜ泣いているのですか、大丈夫ですか」


「大丈夫です!」


と叫んでいた下の人は新たな扉に手が掛かりそうになっていた、泣きながら


「え、え、えぇー」


(でも、この方は何故かお辛そうな顔で、・・・大丈夫でしょうか)


アクルは笑顔で泣いている人や笑っている人に困惑していた



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