世界に新たな色を塗る、言葉の魔法。

つきのさんは、どうしてこんなに私の心をピタリと言い当ててしまうんだろうと、毎回驚いています。それからあらためて、ひとつひとつの言葉をじっくりと味わい直して、深く感動しています。これはもう言葉のマジックです。

朝のさわやかさも、昼のあたたかさも、夜の切なさも、歓喜も辛苦も、風景も風の音も、つきのさんの紡ぐ言葉によって一段と色鮮やかにその正体をあらわします。ふだんは目に見えないものが、次々と目の前に浮かび上がってくるかのように。

つきのさんの詩を読んでいる時間は、心がどこか遠い懐かしい場所へ飛んでいって、ほんの少し奥行きが深まって帰ってくる、毎回そんな小さな旅をしてる感じがします。

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