みずみずしすぎるこの言葉たちは何色

心臓を直接掴みとったような、それか、テレビで見た出産のシーンのようだった。それほど血の匂いと暴力性を秘めた詩は一見好き勝手に吐き出されたかのように思えるが、いやそれが良さだと思うが、時折、科学者のような完璧さで編み上げられた詩の巨影が見えた、ような気がする。わからない。この詩はその大きななにかの存在を探ろうとしている探索なのかもしれない。