学園エリアに来ています

どうも

モブ女学生のヨミです

今日は学園エリアに来ています

学園エリアというのは

小説に出てくる全ての学校・登場人物が集まっています

例えば

額の傷に眼鏡の男の子が通っている魔法学校

七不思議がある学校等です

今日は

そんな学園エリアにいる

私の友達を紹介します

まずは

ちょうど

食堂のテラス席で

机の上の板を見ながら考えているのが

[数あるあなたの二番ポイントエンター]の

弓永ゆみなが 深雪みゆきさん

中学3年生の女の子です

「こんちには、深雪さん」

深雪はヨミの方を見ると

「あっヨミちゃん、こんにちは、今日はどうしたの?」

「ちょっと用事があったので、深雪さんは何をしてたんですか?」

「ふーん、そうなんだ、私はバッグギャモンの新しい戦法がないか、考えていたの」

「そうなんですか」

深雪さんは

バックギャモンというボードゲームが得意で

[ロングボウ・スナイパー]とも呼ばれている

「じゃあ、頑張ってください♪深雪さん」

「うん、ありがとう、ヨミちゃん」

深雪はそう答えるとバックギャモンに集中した

集中できることは凄いなと思う

私も一回教えてもらったけど

ちんぷんかんぷんだったので

学園エリアを歩いていると

もう一人の友達が本を見ながら

ブツブツと小声で喋っていた

この子は

[ネットの上のラプンツェル]の

長野 咲さん

私は咲さんの背後にゆっくりと近付き

肩を叩いて

「咲さん、何してるんですか?」

咲はキャッと声と共に持っていた本を落とした

咲は後ろを振り向き

「なんだ、ヨミか、びっくりしたじゃん」

「ごめんなさい、咲さん」

咲は落ちた台本を拾いながら

「別にいいよ、ヨミ」

「良かった、劇の練習?」

咲は女優になるために演劇部で部長をしている

「うん、今度のコンクールでやる劇のね」

見せられた台本には

[ラプンツェル]と書かれていた

「驚かせたお詫びに台本の読み合わせ手伝おうか?」

「本当に?じゃあお願いするわ」

「わかった」

ヨミは咲から台本を受け取った

それでは

皆さん

次話でお会いしましょう

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