昭和の大阪、釜ヶ崎に勤務した警察官の苦く骨太な心を感じる小説

昭和の時代に、西成、釜ヶ崎で幾度となく起きた日雇い労働者たちの暴動の話は聞いたことはあっても、今では過去の話でしかありませんでした。
作者は、昭和の頃の警察という組織や釜ヶ崎という一般からはかけ離れた ― 異世界 ー に生きた人々の様を生き生きと描き出しています。その鮮明で骨太な表現に感服いたします。

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